戦車と異形と、そして、ある愛の形。

荒野に押し寄せるミュータントの群れ。
救出に向かう少年の前に、四肢を失った少女が横たわる。

なんともゾクゾクするような風景ですが、これは始まりに過ぎません。
彼らは、銃を手に、戦車を手足のように操って、強くなっていく。

絶望と不安に彩られていた2人の関係も、次第に強固な絆となり、
ふと気づくと、濃厚いちゃラブ度もうなぎ登り。
でもそこで、( ̄ー ̄)ニヤリ と笑って、満足しないで!

中盤から、世界の荒廃と化け物たちの由来が、明らかになり、
多彩でおちゃらけたサブキャラたちが、それぞれの道を歩き出し、
一つの大きなうねりとなって、結末へとなだれ込みます。

戦闘シーンも、冒険も、仲間も、謎解きも、みな楽しいけれど、
一つの愛の形として、この物語を、見届けてほしい。

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