出征した兄の代わりに、婿として振る舞っていた少女。その儚くも愛おしい家から巣立つ……という表現は正しいのか分かりません。主人公の姿に、寂しさと切なさを感じずにはいられませんでした。
血の繋がった家族との愛を描く作品が大好きな人間です。 ギャグは少なめ、シリアス多めな作風。 今回、投稿させていただいているのは、性分化疾患についてのお話。 趣…
金魚の、婿として生きてきた少女が、敗戦をきっかけに離縁し、ひとに嫁ぐことになる。琴子さんの幾重にも織り重ねられるような文章によって、儚くてうつくしく、幻想的なものがたりでした。言葉で編まれたベール…続きを読む
物語の舞台は終戦直後の日本のどこかにある町・乙浦。この土地には金魚を姫君として祀る伝統があって、その伝統を守る祭司のような役割を担っていた緋瀬家の少女・緑が主人公です。戦死した兄の代わりに当世の…続きを読む
すっごく好きなのですがなにひとつ言葉にはできなくて、とにかく読んでくださいとしか言えない……。好き……すごく好きでした……! 金魚さまたちが言葉をかけていくシーンで泣いてしまいました……。素敵なお…続きを読む
もっと見る