奉り祀る、祭りの夜。巡り神にて邪を祓う。

カクヨム プライベートコンテストvol.01民俗学部門、大賞受賞作品。

いつもの祭りと、同じだと思っていた……。
その夜、あの声を聴くまでは。


土地には凝るモノがある。
澱み、沈み、地を冷やす。

ヒトと人ならざるモノ、そして、神。

崇め、建て、奉る(あがめたてまつる)。
そうして封じたり、鎮めたりすることもあれば、神を降ろして威光を示すことで伏せさせることもある。

読み進めるうちに二万文字とは思えなくなってくるスケールでありつつ、展開はスピーディで目が離せない。
「うわぁ、ここで、こう迫ってくるのか!」
ドキドキ興奮も、びくびく恐怖も、キュンキュン動悸まで詰まっています。二万文字に。これ、驚異。


「俺が守ってやる」
「ただ、俺の側に居ればいい」
コトダマ遣いにこう言われたら、私ならオチる。


続編である『祭礼の夜に 2』https://kakuyomu.jp/works/1177354054954419545
こちらも続けて、ぜひ、お楽しみください。

それから、エピソードごとの応援コメントでのやりとりも作品の一部だということは、もはや青嵐作品ファンである読者の基礎知識となっております。連載中は応援コメントも必読。完結後であれば、できれば一度完読してから応援コメントも含めて再読、が、おすすめです。作者さまと長年の友でいらっしゃるとしか思えない方々とのやりとりが面白すぎて、応援コメント集が欲しくなります。

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