そこは影と祈りがたゆたう翡翠の森。そっと分け入った貴方は何を見る?

白樹の塔フレーヌに幽閉されている天然無垢な美しい少女・ブランシュ。
ある日、部屋を抜け出した彼女は、塔に忍び込んだ少年、エルスと出逢う――。

二人の出逢いをきっかけに、世界は動き出す―――。
それは、何処をめざして?


自分の語彙の足りなさがもどかしいっ!(><)
なんというか、この物語、すっごくすっごく贅沢なんですよっ!!

どう考えても別の物語で主役を張れる登場人物たち(作者様の言質付き)が、これでもかっ! と登場して、自分の想いのために、入り乱れ、活躍するのです!!

しかも、重厚に設定された舞台の上で。

これはもう、面白くないわけがないっ!!


ちょっとスロースタートなところや、世界観が重厚すぎて、固有名詞の多さに戸惑ったりしてしまうかもしれませんけれども……。
大丈夫、読み進めればいいんです!
合う方は、ばっちりハマれるはず!!

……私は、頭の先までどっぷりハマりました(笑)


様々な思惑と謎と、憎しみと祈りと愛が入り乱れ、描かれるのは、どこか歪で、けれども深く美しい物語。

芳醇な葡萄酒を大切にたいせつに味わうように。
どうぞ、この物語を味わってください。

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