苦悩しながらも頑張る看護師

一条家にて働く主人公白夜の体験記というのだろうか。
ケース1から3まであり精神疾患についての記述は作者の病気に対する理解が窺える。病気に関しては少々説明的になるのは否めないが患者が起こしてしまう事象と自己の望む看護師としての理想がぶつかる。その苦悩を描きながら一条家とのやりとりをしていくにつれ一つずつ気づいていく姿は読んでいて思うものがある。
もっとミステリーであってもよかったと思ったり作者らしさを出して欲しかったという点でVery Goodにしました。
これからの作品に期待していきたい。

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一条家の箱庭

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