暗黒騎士と出会い、彼女は『病気』をみつめ、仕事と世界と自分を見つける。

『病気(ペイシェント)』によって人々が異能に目覚める世界。
そんな厨ニっぽいタイトルと設定とみせて、そこから広がるのは暖かくも地に足の着いた人と人とのお話である。

家出少女である『彼女』は、暗黒騎士ナイトヴァルザーブレードこと斉藤くんと出会い、世界に触れ、そこから人生が大きく動きだす。
斉藤くんとその世界のこと、『病気』のこと、仕事のこと。
暗黒騎士の侍女リーゼロッテとなった彼女が見る世界は、なにもかもが新しい。
これは、そんな彼女の人間としての物語。

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