これは、非常によく出来た『ゲーム』のはずだった……
- ★★★ Excellent!!!
「ところで、大竹さん。テレビ放映日時はいつですか?」
読了後の正直な感想です。
いやもう、これ。書籍化とかじゃないでしょ。映像化でしょ。動くベルゼバブを観ないとあかんでしょ。動くビュートを観て「やっぱ、可愛いな」と思わなあかんでしょ。
そんなことをずーっと考えていました。
この小説の舞台は、VRゲーム空間。
主人公ヨリトモは、そこで鋼鉄の騎士に乗り込み、敵を狩るゲームをしていたわけです。
ええ、あくまで『ゲーム』を……。
これ以上はネタバレになりますので、口を慎みますが。
とにかく全編を通して思うのは、「カッコいい!!」ということ。
カーニヴァル・エンジンと呼ばれる機体しかり、その機体の動きしかり、武器しかり。
よく作り込まれたプロットだからこその細部描写や、よく観察しているからこその動作表現にただただ、脱帽です。
本当に毎日更新が楽しみでした。
「ここに面白いSF作品がありますよ! ミリタリー好きならなおさらですよ! 空中格闘シーンは圧巻ですよっ」
そう言いたくてレビューを書いたんですが、あんまりうまく表現できなくて申し訳ない。ここでも自分の筆力の無さがうらめしい……。
いや、本当に面白かったです。
そして、この小説の続きがまた読めるということが、とても嬉しい。