これは、非常によく出来た『ゲーム』のはずだった……

「ところで、大竹さん。テレビ放映日時はいつですか?」
読了後の正直な感想です。

いやもう、これ。書籍化とかじゃないでしょ。映像化でしょ。動くベルゼバブを観ないとあかんでしょ。動くビュートを観て「やっぱ、可愛いな」と思わなあかんでしょ。

そんなことをずーっと考えていました。

この小説の舞台は、VRゲーム空間。
主人公ヨリトモは、そこで鋼鉄の騎士に乗り込み、敵を狩るゲームをしていたわけです。
ええ、あくまで『ゲーム』を……。

これ以上はネタバレになりますので、口を慎みますが。

とにかく全編を通して思うのは、「カッコいい!!」ということ。

カーニヴァル・エンジンと呼ばれる機体しかり、その機体の動きしかり、武器しかり。
よく作り込まれたプロットだからこその細部描写や、よく観察しているからこその動作表現にただただ、脱帽です。

本当に毎日更新が楽しみでした。

「ここに面白いSF作品がありますよ! ミリタリー好きならなおさらですよ! 空中格闘シーンは圧巻ですよっ」

そう言いたくてレビューを書いたんですが、あんまりうまく表現できなくて申し訳ない。ここでも自分の筆力の無さがうらめしい……。

いや、本当に面白かったです。
そして、この小説の続きがまた読めるということが、とても嬉しい。

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