二度と戻らない日々への想い。二度と会えない人との約束。

突然、姉が亡くなってしまった。
その喪失にまだ実感がわかない。

姉の恋人であった「誠くん」との独特の距離感。
姉が生きていた痕跡と思い出を辿るということ。

ひとりの身近な人の死が現実と事実になるまでの
淡々としつつも劇的なプロセスが緻密に描かれる。

切なくて苦しい。
けれども美しい。

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