あなたの心の中の鉛筆は、尖りすぎてはいないだろうか……。

 鋭い鉛筆の芯。
 それは心であり、武器であり、そしてただの物でもある。
 
 鉛筆の芯で心臓を刺され、そしてその鉛筆がつむぎだした物語に心を奪われる。道具として作られた、ちっぽけな黒鉛。それがこんなに大きく感じられるのはどうしてだろう。

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