地球の命運がかかったVRゲーム『ハルマゲドン・ゼロ』。
最弱ジョブ・ガンナーとしてログインした女子中学生ヒチコックは、中身おっさんの美少女格闘ゲーマー死織に出会い、タッグを組む。
対するは、二人のレベルでは倒せるはずもない強敵の数々、名店のラーメン、幻の酒、時空を超えた寿司……。
突っ込みどころしかない個性的な仲間に助けられ、ヒチコックと死織は知力と熱量と食欲ですべてを乗り越えていく。
何でもありのVRゲーム内に再現されたグルメは驚異のレパートリー。そして食べた感動を分析し、巧みな比喩を用い、最後は感覚的に臨場感をもってまとめる死織の食レポ力に脱帽。
ゲーム内では食べなくても健康的に問題が無いにもかかわらず、彼女らの食欲はとどまることを知らない。そう、戦士の疲れた体を癒やしてくれるのは美味しい料理しかないからだ。
無論、本筋もめちゃくちゃ面白い。緻密に張られた伏線が、各章のラストで怒濤のように回収される。大胆な戦法、冴えたアクション、それに引き出されるキャラの魅力。
40万字近くと長いですが、読み終わったとき「もっとねえの?」ってなりました。それだけこの世界が好きになります。あなたも是非『ハゲ・ゼロ』の世界に浸ってみませんか?
美少女にグルメにキャラ、世界観にアクションに、古都やお江戸の街並みに、他にもいろいろ。『ハゲ・ゼロ』なら、きっとあなたの『ときめき』が見つかるはず!
何となくおめでたいお正月。
長い休みを利用して一気読みするなら、明るい気分であまり思い悩むことなく適度にテンションの上がるものを読みたいですよね。
そんな時にぜひおすすめしたいのが本作です!
地球に開いたゲートから攻め込んできたダーク・レギオンなる集団をゲームの世界に閉じ込めた『ハルマゲドン・ゼロ』の世界。
ゲームプレーヤーはダーク・レギオンから地球を防衛する戦士としてゲーム内で敵と戦います。
そこにログインした女子中学生ヒチコックと、突拍子のない彼女を放っておけなくなった格闘ゲームオタクの美女(中身はおっさん)の死織が暴れ回る、ハチャメチャなアクションコメディ。
ゲーム内では「使えない」と酷評されるガンナーとなったヒチコックですが、中学生らしい素直さと柔軟さ、単純さ、成長の速さで、めきめきと実力を上げていきます。
対する死織も、ゲーム内レベルはまだ初心者の域ながら、類まれなる格闘センスとコマンド入力の速さ、そして奇策を打ち出す頭の良さで、無鉄砲なヒチコックを上手く(?)いなしつつ強敵に挑んでいきます。
そんな頼りになる死織ですが、実は彼女(彼?)にはこのゲームに関する複雑な過去があり、現れるキャラ達とは因縁があったりなかったり……。
あらすじはこんな感じですが、まあとにかく読んでみてください。
格闘ゲームは詳しくない自分でも、戦闘シーンの緊迫感や熱さには手に汗握りますし、勝利を決める一撃(あるいはコンボ)には爽快感と共にテンションがだだ上がりになります。
豊かな表現力と軽快なテンポで進むストーリーには随所にコメディも散りばめられていて、戦いの真っ最中でもクスリとしてしまうことがしばしば。
加えて戦いの合間には唸るほどに食欲をそそる飯テロシーンも差し挟まれていて、味わわねば人生損するんじゃないかと思われるようなメニューが目白押しです。
ヒチコックと死織の活躍はまだまだ続きそうですが、現時点で一気読みに満足できるほどのボリュームと内容を兼ね揃えているので、ぜひこの機会に読んでみてください。
(第3章 『ヴァンパイア・ハンターたちのダイハード・ナイト』読了してのレビューです)
世界の運命を握るゲーム『ハルマゲドン・ゼロ』。そこで命を懸けて戦うプレーヤーたち。死亡は即ログアウト。現実世界に戻っても無事である保障はない。そんなシビアな世界で戦うプレーヤーとは……。ええっ、外見は美女だけど中身おっさんのゲームマニア? そんでもってヘッポコ中学生?
この強烈な設定にも、主人公たちは怯まない。エンディングはハッピーエンドか世界の破滅か。でも、そんなことはどうでもいい。美味しいものを食べて、戦って、レベルアップして……さあ、みんなも参加しよう。リアリティー満載のゲームの世界に。ハルマゲドンの先にある真のトキメキに。
VRゲームを通した現実さながらの臨場感ある冒険がしたいか!
爽快痛快なアクションシーンを体感したいか!
ちょっとポンコツな凸凹コンビのバディファイトに痺れたいか!
B級グルメてんこ盛りの飯テロを喰らいたいか!
そんな欲張りなあなたにぴったりの作品が、ここにありますよ!
一粒で三度も四度も美味しい、燃えて笑えてスカッとする極上のエンターテイメント作品が、この『とき☆ハゲ』(地味にじわる略称)です。
格闘美女の皮《アバター》を被ったおっさん・死織とスーパー初心者JC・ヒチコックのコンビを始めとして、登場キャラはみんなどこかポンコツな人たちばかり。
日常パートでは彼らの間で何とも笑えるやりとりが繰り広げられますが、それが戦闘パートでは絶妙なスパイスとなり、普段はちょっと抜けてる彼らを素晴らしくクールに彩ります。
さまざまな映画のオマージュがふんだんに散りばめられたアクションシーンは、軽妙かつスタイリッシュで迫力満点、胸踊ること間違いなし。
作者さまのサービス精神が見事に表れており、心の底から楽しめます。
忘れちゃいけない飯テロシーン。夜中に読むのは危険です?!
ラーメンやカリーに対してここまで重厚で豊かな語彙が用いられている作品は、ちょっと他に見たことありません。
行く先々でとりあえず何か食ってる二人も笑えますし、外せない見所の一つとなっています。
続編は未定とのことですが、私は早くも続きが読みたくて仕方ありません。
とにかく底抜けに楽しい『とき☆ハゲ』、ぜひ体感してみてください!
異世界からの侵略者『ダーク・レギオン』を閉じ込めたVRゲーム『ハルマゲドン・ゼロ』そこではプレイヤーたちとダーク・レギオン達の命がけの戦いが日夜繰り広げられている……ハズ、なんですが……。
主人公は、『ハルマゲドン・ゼロ』にログインしたばかりの女子中学生プレイヤー、ヒチコック。
キャラメイクをミスった上に、最弱職といわれるガンナーを選んでしまった彼女が出会ったのは、格闘クレリックの美女・死織(中の人はおっさん)。
でこぼこコンビが、地球の命運を賭けて……ではなく、自分たちが生き残るために、道を切り開いていきます!
魅力的なキャラ達の楽しいやりとりはもちろん、ゲーム好きならつい反応しちゃうような小ネタの仕込みも素敵です。
さらには、思わず食べたくなっちゃう飯テロまで!
多彩な魅力にあふれた本作、興味を引かれた方はぜひご一読を!
VRゲーム、『ハルマゲドン・ゼロ』。それはただのゲームではなく、現実に異世界からやってきた侵略者を迎撃するために作られた、戦いの舞台だった。
そんな『ハルマゲドン・ゼロ』の世界にログインしたのは、中学生の女の子、ヒッチコック。しかしこの子、初っ端から色々やらかしちゃっています。
ゲームの世界ではキャラメイキングで、金髪イケメンになろうとしていた彼女ですが、設定をミスって現実と同じ姿でログインしてしまったり。よく調べもしないで、最弱職業と言われるガンナーを選択していたり。こんなドジっ子中学生が、はたしてこの世界で生きていけるのでしょうか?
しかしそこはご安心を。彼女はログインして早々、彼女はベテランプレイヤーと知り合って、戦い方を仕込まれていくのです。そのベテランプレイヤーの名は死織、一見するとチャイナ服を着た綺麗なお姉さんですが、実は中身が38歳のおっさんと言うのが笑えます。外見と中身が一致しないというのも、VRゲームものの面白いところですね。
成り行きでバディを組むことになった、ヒッチコックと死織。ヒッチコックの銃が、なかなか敵に当たらなかったり、ヒッチコックが、絶対に攻略不可能と思われるクエストを、間違って引き受けてきたり。そんなトラブルメーカーのヒッチコックですけど、明るくて天然な性格のなせる技なのか、なぜか憎めないのですよね。
様々な事を死織に教わりながら、成長していく彼女に注目です。特に後半は、最初はポンコツだったのに、よくここまで成長したなと、ビックリさせられる大活躍をしてくれます。
成長を続けるヒッチコックと、保護者みたいなおっさん美女の死織の活躍を、ぜひご覧ください。
一度ログインすると三年間は出られない、過酷なVRゲームの世界で。その中で、不遇職と言われるガンナーで戦う主人公の少女ヒチコック。
こう書くと、チート能力を想像する方も多いと思います。
「またチートかよ。いい加減飽きた」なんて思った方には朗報です。このお話、チートは一切ありません。
不遇職と言われるガンナーですが、その称号に違わず、使いこなすのが難しい。最初はまともに当てることすらままならず、地道に練習するしかありません。もちろん、都合のいいアイテムなどによる急成長も無し。
なんて書くと、今度は「チートじゃないのか。苦労したり特訓ばっかりだと、爽快感が無さそう」なんて思うかもしれません。
しかしそれも心配無用です。確かに、最初はなかなか上手くいかないヒチコックですが、彼女の明るいキャラクターが、暗い雰囲気になんてさせません。特に、師匠ポジションとも言える死織(女性の姿だけど中身おっさん)との掛け合いが楽しく、どんなにピンチの場面でも、決して暗くはなりませんでした。
この二人が、この世界でどんな冒険をしていくのか。気になる方は、今すぐログインを。
地球侵略者『ダーク・レギオン』を迎撃するため、人類は異空間を構築。そこにVRゲームを展開し、志願兵を募って「敵を撃退するため」、投入することにした。
ログイン期間は三年。プレイヤーは、キャラを作ってゲーム内に入り込みます。無事、死なずに戻って来ることが出来れば良いのですが……。
実際は、かなりリスクがある戦いで……。
その、ゲームに参加したのが、主人公ヒチコック。現役中学生で、彼女なりの覚悟を持って異空間にやってきました。
ところが彼女、とんでもないポンコツ……。おっと失礼。
とっても『伸びしろのある』お嬢さんなのです。その伸びしろ、未知数。
そのお嬢さんを放っておけず、フォローするのがチャイナドレスのばっちり似合う格闘家、死織(中身はおっさん)。
このふたりのバディものですが。
戦闘シーンあり、ミステリーあり、と内容は盛りだくさん。
基本、コメディ調で進んでいきますので、ダークな感じはありません。
なにより、作者さまの「楽しさ」が伝わってきて、読んでいて非常に面白い。
ぜひ、この『とき☆ハゲ』(すごい略称だ:笑)に訪問し、あなたもヒチコックと死織の旅をご覧下さい。
ダーク・レギオンの侵略を阻止するためのプログラム「ハルマゲドン・ゼロ」。
女子中学生ヒチコックは、危険を知らされないままプレイヤーとして参加するが……。
騙されてログインするヒチコックに、この物語はダークなのでは……と覚悟を決めたわたしです。
確かにチートはないし、弱い敵は狩り尽くされ、初心者には経験値稼ぎすら大変な世界。
だけどだけど!
天然なのかヒチコックは明るく元気でまったく暗くありません。
中身がおじさんの死織と出会って、その世界を難なく楽しんでいる彼女を応援したくなります。
そして、新たな初心者である魔法少女カエデと出会い……三人の会話がテンポよくとても面白いです。
3年間で、どのようにこの「ハルマゲドン・ゼロ」を攻略していくのか続きが楽しみです。
執筆頑張ってください!(第12話読了時点)