全員異常者、全員怖い

何の因果か体質か、子供のころから何かと異常者を引き寄せる主人公。
その中からついに異常者の枠に収まらない人間?が現れる。はじめは実話怪談系のホラーと思いきや、話はオカルトに踏み込んで二章へ進みます。

これはその二章公開時点のレビューですが、明らかな怪異が続き、まさに暗い海にこぎ出したような主人公の運命に、しっかりと舵を取ってくれるキャラクターが現れます。このキャラクターがまた秀逸で、それを言いたいがためにレビューを書いたようなものです。

まずキモい。でもあれ?結構頼りになる。でもやっぱりキモい。しかも元々縁があるのでめちゃめちゃ踏み込んでくる。そのためにキモくテンポよくストーリーが引き締まっていきます。

散りばめられるホラーのエッセンスにも光るものがあり、以後も期待しかありません。
初めて書かれた小説とのことですが(このクオリティーで!)、どうか気負わず、自信を持って完結を目指してほしいと思います。

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