孤独な彼のひみつを知りたい、すっぱくて甘い恋心。

じゃんけんに負けたせいでまったく希望しない図書委員となり、金曜日の放課後に図書室に通うはめになった由花。けれども、そんな彼女はいつも本を借りに来る後輩の男の子、月島君が気になり始めます。

中性的な美しさを持つ彼は、由花の心を波立たせる気になる言動を見せます。
極めつけは、彼が昼ご飯を食べているところを誰も見たことがないという噂。昼休みに彼を見つけた由花は噂の真相を確かめたくて思わず彼のあとをつけますが……。

月島君のかかえる「ひみつ」とは、作品ジャンルが現代ファンタジーとなっているとおり、少し不思議なものでした。
けれど、そのひみつのせいで月島君は誰も打ち明けることのできない辛い思いを一人で抱えていたのです。

そのひみつが明かされたとき、由花は純粋でまっすぐなその思いをどこへ向かわせるのか。

毎度のことながら、作者様の描くイケメンは爽やかかつ甘やかで、恋のときめきや切なさにはキュンキュンさせられます!
酸っぱくて甘い恋の味、あなたもどえぞお楽しみください♪

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