雪虫が、彼の記憶を呼び起こす

高校生の雪乃は、旭川に住む女子高校生。
仲の良い友達と高校生活を楽しむ彼女だが。

ある日、交通事故に巻き込まれ、危ないところをとある青年に救われる。

彼は自分のことを『冬哉』と名乗り、雪乃は命を救ってくれた彼と交流を行う中で、だんだんと惹かれていく自分に気づく。

ところが。
そんな『冬哉』には重大な秘密があって……。

と。
重要なところをここでお伝えしたらネタバレになってしまうので差し控えますが……。

展開される素敵なラブストーリーもさることながら、それを彩る『北海道弁』が大変魅力的に使用されています。
女子高生が使うからなのか、それとも舞台が雪国だからなのか。
非常に愛らしく、また、新鮮に映りました。

雪虫がちらちらと舞う中で繰り広げられる、少し切ない物語。
是非、ご一読下さい。