君は、「死の欲動」Thanatosに脅迫されつつ、自己欺瞞的に、「生の欲動」Erosに自らを委ねる。人間には、虚無...死へ誘惑される衝動がある。それは主題化されないまま不吉に君を誘い続ける...
レビューの紹介(題名)が、「狂気と猟奇の幻」をみての私の個人的な結論です。ただ、人を殺すとか、傷つけるなんて言うのは楽です。頭を働かせないでも言える。しかし一方で、同作品では筋立った「殺し」と筋立った「狂気」が支配しています。倫理を超越した考えが、そこに横たわっていました。
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