気に入らないやつは、透明にすればいい

 レビューの紹介(題名)が、「狂気と猟奇の幻」をみての私の個人的な結論です。ただ、人を殺すとか、傷つけるなんて言うのは楽です。頭を働かせないでも言える。しかし一方で、同作品では筋立った「殺し」と筋立った「狂気」が支配しています。倫理を超越した考えが、そこに横たわっていました。