ファンタジーの世界観、能力や設定等を文章で表現するのって実は難しいのではないかと思うのです。
この作品は、シナリオ風に書かれていることもあって。
読んでいるうちに情景が思い浮かび、すんなりと入ってくる魅力があります。
これは作者様の才能なのだと思います。
恥ずかしながら朗読したいと思うほどの奇麗な文章です。
他の方が舞台や演劇、とたとえていらっしゃって
「確かに!」「まさしく!」と納得いたしました。
少しづつですが(汗)読ませ続けていただきます。
少年少女たちの非現実で、どこか温かさを感じさせる異能ファンタジー。
ぜひぜひお読みになってください。
BGM: “One More Time” -Daft Punk-
どこかにいそうな少年少女が、国家や組織と関わる非現実的な生活と、これから起きる危機に思いを馳せている。
そんな時に思い浮かぶのは、舞台袖に黒い幕が垂れ、上からライトがステージへ降り注ぐ中、俺は檜舞台(というと古いが)から離れたところで、ゆったりとシートに座りながら彼らの演技を見ている光景。
その文体がそうさせるのだと思う。演劇のシナリオ風であり、それでいて展開は平坦だ。キャラクターの日常的な会話や掘り下げにゆっくりと時間が割かれ、その一方で聖が野心を語るシーンがあるなど戦闘の存在など、どこか不穏な空気さえ感じられる。読みやすく、またゆっくりと読んだ時や駆け足で読んだ時の印象も変わってくる。
斬新な感覚で読める、深いキャラクター愛に満たされたこの「演劇」に期待しています。
シナリオ風と書かれていますが、あまりそっちに注目するなかれ。あくまで表現方法で、多くの登場人物が出る今作で、本当の意味での客観的な、偏らない表現方法と、他サイトやホームページで拝読をしていた僕は思います。
僕自身、先行しているホームページで、全てをまだ読めていないのですが優しいし、暖かいし、でもそれぞれの範囲で不器用に全力な彼らとカクヨムで会える。僕は今、それで満足をしていますが。
このレビューの段階、Chapter1-5では物語の全容が見えるはずもなく。
作者様には、更新作業をお願いする次第です。
僕の大好きな紫苑ちゃんと、菖蒲さんと聖さん、橘さんが出てくることおを心待ちにしながら!