残酷で悲惨な世界にあって、希望を追い求める人々。至高のユートピア作品。

素晴らしき大義名分のもと、思想が統制され、人の命が軽視される、全体主義社会。
どう見てもディストピアですが、あえてユートピアと呼ばせて頂きます。それはこれが理想と希望の物語でもあると思うからです。
ここに描かれた世界がいかに異常であっても、人間の志はいつだって美しく、そのことが深い感動を呼び起こします。

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