一つ星? いいえ、読後感は「三つ星」!
- ★★★ Excellent!!!
このお話は、女子高生茜のもとに、一見金髪ヤンキーな家政夫・崇がやって来るところからはじまります。
茜の母すでに他界しており、ただ一人の肉親の父は仕事が忙しく不在気味。
そんな中で自分は愛されていないと感じながら生活している茜。
そこに、崇がもたらしたものは、『料理』。
ただ、提供するだけではなく、作り方や食材選びから彼は茜に教えます。
……想像してみて下さい。
家事万能。容姿抜群。
そんな男子がキッチンでつきっきりで教えてくれるわけですよ(あくまで料理を)。
身近に香りを感じるほど近くで、教えてくれるんですよっ(料理を)。
こんなシチュエーション、美味しすぎるでしょう!!
そんな『料理』にまつわるエピソードを中心にストーリーは進むのですが。
タイトルの『ヒトツボシ』。
これは、料理に関わることではありません。
茜にとって大切なこのキーワードを。
是非、拝読して感じてみて下さい。