◎愛するということ

 冬が近づいていた。

 彼は湖を見おろせる林道で、ベンチに腰かけてノートを広げていた。丁寧な筆致で書き付けられているのは、人々が忘れてしまった古代の文字。


 彼は様々な言語を知るのが好きだった。言葉は習慣となり、思考となり、信仰となり、人格そのものとなる。他言語を学ぶと、その人間の性格が多かれ少なかれ変化するという研究データも存在している。言葉はコミュニケーションツールに終わらず、魂そのものに関わりを与えるのだ。


 彼はその事実に、移ろいやすい人間の弱さを感じて嘆きはしない。むしろ、人間は何にでもなれるという可能性に祝福を感じ、歓びを見いだしている。


 ノートに挟み込まれた紙を広げ、言葉の意味を反芻し、新たな発見をくり返す。風がふき、数枚飛んでいくのを、わあわあいいながらかき集める。足元には鮮やかな紅葉が絨毯のようにつもり、やわらかな陽光が身体を暖めた。


 彼はかき集めた紙を胸に抱きながらベンチに戻り、そろえて数えだす。首をかしげて腰を半分上げかけたとき、「どうぞ」と探していた紙を差し出された。彼は顔を上げ、「どうもありがとう」と笑顔になった。


 彼は首をかしげた。知らない女性だったのだろう。おそらく、これまで一度も目にしたことのない女性。黄金色の髪をあごの高さで切りそろえ、目は明るく、背は低い。真っ赤なシャツと白いパンツ、その上から深緑色の上着を羽織っている。


 彼女はほほ笑みながら「となり、いいですか」と問いかける。彼はにっこり笑ってうなずいた。

「どうぞ。他には誰もいませんから」

 彼女は紙を渡した。彼は受け取りながら、そこに書かれた文字を見た。

「これ、わかりますか。かつてこの地域にあった、日本語なんですけど」

 女は首をかしげた。

「なんて書いてあるんですか?」

「ええと。これは『夜』ですね」

 彼は答えた。


「とても美しい漢字だと思いませんか。暗くて怖くて、あまりいいイメージがないって人もいますけど、でも、夜っていいですよね。明かりの周りに人々が集まって、会話が生まれる。怖いからこそ、大切な人たちと集まって団らんを過ごし、楽しさで恐怖を追っ払ってしまうんですよ。夜って、いいですよね。僕は好きなんです」


 彼女はほほ笑み、そうですね、と呟いた。

「でも、もしもこの世に恐怖がなくて、楽しいことや良いことや、愛だけだったら……もっといいとは思いませんか」


 彼女の言葉に、彼は首をかしげて考え込んだ。紙に書かれた『夜』を見つめ、「そうだなあ」と息を吐く。彼の横顔に、風に揺れる木漏れ日がまばらな影を落とした。

「そうなれば、たしかにはじめはいいと思うかもしれないけど」


 彼は顔を上げ、眼下に広がる湖畔をながめた。赤と黄に染まりゆく山に囲まれた、丸い湖。静けさが秋の終わりを告げている。


「でも、どうなんでしょうね。良くないことや悲しみは……たしかに人を不幸にするけど、まったくなくなったら、それは世界と呼べるのかな」

 はっとして、手をふってごまかした。

「いや別に、迷子になりかけてるわけじゃないんですよ。僕は神様を愛しているし、人々も守護者たちも大事だし」

「迷子になりかけてるなんて、思いませんよ。それくらい、誰でも考えます」

 彼女が言うと、彼はほっと手をおろした。

「……でもね。たまに思うんです。天使も悪魔もひっくるめて、みんな神様の子どもじゃないのかな、って」

 彼は遠く山の向こうをながめた。


「僕はね、どうしても悪魔や迷子と呼ばれる人たちを嫌いになれないんです。だって、みんな神様の子どもだと思うから。考え方はちがうとしても、悪に染まっているとしても、やっぱりどこかでつながっていると思うんですよね。だからみんな好きなんです。否定はできないなって、思っちゃうんです。どこかで、他人じゃない、家族のような気がしてしまうんです」


 女はほほ笑みながら、じっと彼を見つめた。うなずいて、そうですね、と答えた。

「家族なら……それが大切な人なら、どんなにダメな人間だとわかっていても、きっと最後は許してしまうかもしれない」

「ええ。だけど、それが人間ってものなんでしょうね」

 彼は肩をすくめて笑った。

「天使様たちは、きっともっと、強く考えられるのでしょうけど」

「いいえ、そんなことはない。きっと誰でも同じですよ。霊者だって人間だって、同じように心を持っているんだから」

「そう、かな」

 彼は少し考え、かすかにうなずいた。

「そうかもしれない」


 彼はほほ笑みを浮かべて景色をながめた。人々を見おろす、愛のある目。その横顔は美しくて……女の胸が、きりりと痛んだ。


「もしかしたら」

 女は言った。

「もしかしたら神様にも、できないことはあると思いませんか」

「全知全能の神にも?」

「そう」


 女は彼と同じように湖を見おろした。太陽の光を受けて、きらきらと輝く水面を。

「神様にも、天使や悪魔や人間を創るとき、できないことがあった。新たな命を創ること。神は、心を創ることができなかった」

「……でも、そんなはずはないですよ。ほら」

 彼は笑って、森や、空や、湖や、彼と彼女を順に示した。

「世界は、こんなに命に満ちあふれているのに」

「そう、神様はみんなに生きてほしかった。この世を命で満たしたかった。それで、自分の心の一部をすくいとって、創造した容れ物に流し込んだの」

 彼女はほほ笑みながら言った。


「神様はいろいろな心をたくさん持っている。卵の黄身と白身が混ざっているみたいに、こっちのスプーンには白身がたくさんで、こっちには黄身が多くてと、配分が変わるから、それぞれに個性が生まれる。だけど、みんな同じところから生まれている。いい人も悪い人も、みんな。なぜなら神様自身にも、いい部分や悪い部分があるから」


「……それは……」

「だって、矛盾がありませんか? もしも全知全能だと言うのなら、『はじめて知る歓び』を、神様は知らないことになってしまう」

 女は笑った。

「だけど、私たちが死んで神様のもとへ戻ったとき、その命が体験した『はじめて知る歓び』さえも、神は知ることになる。それが全知全能だと思いませんか。そして心はまた混ざり合って、全く新しい、別の命として生まれ変わる」


 彼はじっと彼女を見つめていた。女は笑って、彼を見た。

「この世は神の祝福に満ちている。私たち自身が、関わる命一つひとつ、葉っぱの一枚一枚が、みんな神様だから。そう思ったら……すてきじゃありませんか?」


 彼は湖をながめた。

「そうかもしれませんね」

 彼は言った。

「そんなこと、聖書にもどこにも書かれていないけど。だってそれが本当なら、悪さえも神の御心だってことになっちゃいますから」

「ええ」

 彼女は遠く空を見あげた。


「もし本当だとしたら……神を殺す方法があったとしても、決して行動に移せない。そんなことをすれば、自分を含めたこの世のすべてを滅ぼすことになるから。だけど、そこまでして神を殺さねばならない理由なんて、悪魔にさえないんです」


 神を殺す、という言葉に、彼はぎょっとしたふうだったけれど、安易な批判はさしはさまなかった。しばし彼女の横顔を見つめ、考えこむように言った。

「だけど、ほんとにそうなら……」

 彼は口をつぐみ、にっこり笑った。

「僕らがみんな神様の一部だとしたら。神が、だいぶ身近に思えます」

 彼女は目をしばたき、彼を見た。どこか悲しく、せつなげな顔でにっこり笑い、うなずく。彼女は立ち上がり、手を差し出した。


「会えてよかった、ガル。私は行くね」

 彼は立ち上がりながら、いつ自分の名前を言っただろうか、と考えていた。

「はい、またいつか。僕はここらに住んでますから」

「うん。ありがとう、ずっと信じてくれて。なのに、裏切って……ごめんなさい」

「なんの話ですか?」


 ガルはけげんな顔で彼女を見た。彼女はなんとも教えてくれなかったけれど、二人は握手をした。さよならと手を上げたときに、いきなり女が彼を抱きすくめた。


「えっと、あの、どうしました?」

「……あなたがここに生きていてくれて……よかった」

「えっと……どこかで、お会いしましたっけ?」

「ごめんなさい……ノーム」


 ぴんと、空気が変わった。

 彼の手が、そっと彼女を抱き返す。

「謝るのは私のほうだ」

 彼女は目を見開いた。

 穏やかな優しい声が、やわらかく響いた。


「私は愛であなたを傷つけてしまった。私には愛しかなかったのに、それで他者を傷つけた。あなたを愛したせいで、私は自分を許せなくなった。どうか、許してくれ」


 彼女は手を震わせ、首をふった。ああ、自分たちは。愛し合っていたはずだったのに、どうしてこうなってしまったのだろう。


 しかし、本当は知っていた。この世には、愛以外にもたくさんあるのだ。生きるための大切なものが、ありすぎる。だから迷ってしまうのだ。だからすれ違ってしまうのだ。


「ノーム。愛してる」

「……私もだよ、アリトン。君をずっと愛している」


 彼女はそっと彼から離れた。そこには、抱きつかれたことに少々面食らっている、ガルがいた。『彼』は、行ってしまった。いや、ほんの少しでも会話をさせてくれた神に、感謝をしなければならないだろう。


 彼女ははかなげに笑った。涙をためた目で、もう一度さよならと言った。彼女は走り出した。その先に小さな車が一台止まっていて、彼女が助手席に乗り込むと、エンジンがかかり、動き出した。



 ガルは放心してその場に立ち尽くした。風が吹き、紙が飛んでいきそうになるのを、あわてて石ころで押さえてわあわあ騒いだ。変な人だなと、彼は思っただろうか。それでもきっと、嫌に思ったりはしない。誰よりも愛のある人だと、私は知っているから。




 車にかけ戻ってドアを閉めるなり、私は言った。

「早く出して」

「あいつ、まだこっち見てるけど」

 ぶっきなぼうな、気に食わないような声が帰ってくる。

「戻ってやったほうがいいんじゃねえの」

「馬鹿! 早く行ってってば!」


 唇をとがらせて、コタローはクラッチを踏み込んだ。林道を車が下っていく。サイドミラーからガルが見えなくなったとき、私は息をついた。横に目をやると、コタローが不機嫌な顔で運転している。


「なによ、その顔は」

「べつに」

「嫉妬してるの?」

「はあ? おまえが元婚約者と抱き合ったからって、なんでおれが嫉妬しなきゃならねんだよ」

「抱き合ってないわよ!」

 顔が熱い。

「ハグよ、ハグ! ほら、フリーハグ的なあれ!」

「フリーハグやってる奴は気に食わねえんだよ」

「なんてこと言うの。これだから日本人は」

「今それ関係ねえだろ」

「おおありよ、自分たちのルールが世界共通だと思ってんじゃないわよ。いつまで鎖国体質なの」

「うるせえ、悪魔のくせに」

「その悪魔に嫉妬してるのはどこの迷子よ!」

「だから、嫉妬なんかしてねえって!」

「どう見ても嫉妬でしょ!」


 険悪なムードの中、車は進む。八ヶ岳を左手に見ながら、富士山が見え隠れしている。

「……どこ行く」

 コタローの声がした。私はため息をつき、座り直して頬杖をついた。

「どこでも」

「ちゃんと決めろよ」

「どこでもいい」

「そういうのが一番困る」

「……ほんとに、どこでもいいの」

「おまえな……」

「コタローと一緒なら……どこでもいい」


 コタローが静かになった。ついでに私も。もじもじしながら、手を握ったり開いたりして、コタローの左手をチラチラ見た。ギアにかけられた、革ジャンからのぞく手を盗み見た。


 ああ、なんでいつも、口を開けばケンカっぽくなっちゃうのかな。だけど、これが私たちのスタイルなのかも。たぶん、私はどんなに口喧嘩しても、こいつを嫌いになれない。そうだな、おそらく三年。知識の悪魔の見地でいえば、四年は好き。これって短いんだろうか? だけど人間の四年って、めちゃくちゃ長く感じる。きっと、22年だってめちゃくちゃ長いはず。


 22年経ったら、ほんとに終わりが来るんだろうか。わからない。だって、預言が撤回された前例が、ちゃんと聖書に載ってるんだから。


 ヨナが警告して悔い改めたニネベの人々は、滅ぼされずに救われた。もしかしたら今回の一件が、千年王国が滅びるという預言が崩壊する、前兆につながるんじゃないか……なんて、楽観的すぎ?


 なんだか、やたらと自分に都合のいいことばかり考えてしまってる気がする。これって、人間の身体を持ったせい? それとも恋をしたせいかな。もしそうだとしたら、この馬鹿みたいなポジティブさも、ちょっといいかなって思えてくるけど。


 ギアにかけられたコタローの手が、くるりと返って私のほうを向いた。頭が真っ白になった。そっと、手を合わせる。コタローの手がぎゅっと握り返した。それだけで、幸せだった。それだけで、とりあえず、いいと思えた。


 だって、未来のことなんか誰にもわからない。神にさえ、予定はあっても確実な未来は決まっていない。だから私がコタローを好きになったのも、神でさえ予想していなかった偶然で。きっと、そうでしょう?


「ねえ、コタロー」

「ん?」

「コタローは妹が好きだったの?」

「あほか」

 あっさり否定されて、まあ、良かったと思った。ライバルが死んだ人じゃ、勝ち目がないもん。


「おまえは……なんで、おれなんかを好きになったわけ?」

 前を見ながら、コタローが訊いた。私はじっとコタローを見た。考えに考えて、まゆをひそめてあごに手をやって、目を細めてじーっとコタローを観察し続けた。


「おい。答えろよ」

「いや……」

「なに?」

「……わかんない」

「はあ?」

「どうしよう。まったくわからない」


 あせった。いや、本当はちょっと笑いそうになっていた。あまりにもわからなさすぎて。

「かっこいいとも思えないし、全然タイプじゃないし。かといって性格も難ありだし、セックスも下手そう……いや、それは私が教えてあげればいいんだけど」

「おまえ、ふっざけんなよ!」


 つないでいた手を払いのけ、ハンドルを両手でつかむコタロー。私はにやっと笑って、その手を上から包んだ。

「あ、でも、そのすぐ真っ赤になるとこは可愛いと思う」

「離せ、事故る」

「ごめんね。でも、ほんとにわからないんだもん。なんで好きになったのかわかんない」

「あーそー。じゃ、ここら辺で別行動する?」

「なんでそうなるのよ。ポジティブに考えなさいよ」

「こっからどうポジティブに転がせるんだよ」

「逆に『これがあるから好きです』って言われてみなさいよ? それがなくなった途端、好きじゃなくなるってことでしょ? 私はそうじゃないの。好きになりたくてなったわけじゃないから、嫌いになる方法もわからないの。ほら、素敵でしょ?」

「どこに気をつければ嫌われないですむか、わからないのは恐怖だよ」

「あれ? 私に嫌われるかもしれないって、怖がってるの?」


 車がキッと音を立てて停まった。コタローがギアをニュートラルに入れて、クラッチから足を離した。

「怖えよ」

 すごんだ顔でにらまれて、私のほうが怖いんですけど。

「……そんなに?」

「地下室に放り込まれた最初の一年より、めちゃくちゃ怖い」

 あはは。何、このラブロマンス。笑える。なんか、涙が出るくらい、笑える。


「……ねえ、コタロー」

 彼の頬に手を伸ばした。

「なに」

「アリトンだったとき……私、あなたにお別れを言いに行ったよね?」


 コタローの顔が曇った。またそれかって、思われているかもしれない。ノームの家で天使たちに証言していたとき、二人きりになるたびに、しつこいくらい同じことを訊いていたから。


「うん」

「私たち……あのとき、何を話したの?」

 コタローは心持ちうつむいて、肩をすくめた。

「いいよ。思い出さなくて」

「……ねえ、コタロー」

「なに」


 彼を抱きしめた。彼も私を抱き返す。このまま、訊かずに終わらせてしまおうか。ちらりと思った。タイミングはいくらでもあった。だけどそのたび、怖くて他の話題で言葉をにごした。何度も訊きたくて訊けなかったことを、やっと口にした。

「私のこと……好き?」

「は?」


 彼を抱きしめる手に力がこもった。コタローの顔を見られない。怖くて、震えていた。彼は一緒に行くと言ってくれた。イズルにも、これからは私と生きていくと言ってくれた。イズルは私と握手して、コタローをよろしくと言ってくれた。


 だけど肝心の言葉を聞いていない。彼の本音を、まだ聞いていない。


「……どうなの」

「何を今さら……」

「言ってほしいの」

 コタローは居心地悪そうに身じろぎした。その何気ない行動が、私を地味に傷つけるとも知らないで。

「言葉に出して言うことじゃないだろ」

「あー、出ました。日本人の悪い癖」

「なんでもかんでも国民性のせいにすんなよ」

「だってそうなんだもん! そんなに他人と一線引きたがる人種は他にいないわよ」


 抱き合いながらケンカするのって、かなり変。ため息をついて、コタローが私から離れて行く。言い過ぎたかなと不安に駆られていると、コタローがエンジンを切った。そして、私の口をふさいだ。


「好きだよ」

 彼は言った。耳まで真っ赤にさせて。

「正直言って、アリトンにはこんな気持ちを持たなかった。千年のあいだ、他の誰にも抱かなかった。別に操を立ててるつもりもなかったけど。でも、おまえのことは本当に……カヤのことは本当に、大切にしてやりたいと思う。できればずっと、そばにいたいって思う。だから。おまえに飽きられるのが……今は一番、怖い」


 私は笑ってコタローの頭を引き寄せた。頭をコタローの額にくっつけはしたけど、笑いすぎて、キスをしようにもできなくて、とうとうコタローが顔をしかめて「なんだよ」と言った。


「コタロー、それはね……世界はそれを、愛と呼ぶんだぜ」

 コタローが眉をつりあげた。

「なんか聞いたことのあるタイトルだな」

「そう思って言ったの」

 私たちはキスをした。


 ああ、これだ。私がずっとわからなかったもの。私がずっと欲しかったもの。それは、これ。私たちのあいだに、たしかに存在している、これ。


 車がうなりだし、ふたたび走りはじめる。行き先はどこでも良かった。かりそめの平和かもしれない。空虚な逃避行かもしれない。それでも、いい。せめて今だけ。


 幸せでいることが、精一杯の愛だから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

千年王国978年目、崩壊の前兆と愛について みりあむ @Miryam

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ