アスコラク‐首狩天使‐

作者 夷也荊

その名はアスコラク――。捧げられた祈りは無垢、明かされた真実もまた。

  • ★★★ Excellent!!!

情報を固定化する文字が常に「真実」を語るとは限らない――。

雨。
その雨は恵の雨か。
悲しみの雨でもあったのか。

幾層にも重なり合う人の想いは胸を打つ。
人と異形との違いはあっても寄せる想いは変わらない。

叶えられた願いは、切ない救いと共に。
その深い想いに触れた時の落涙は、とてもあたたかなものだった。


三千年もの間、人々が捧げ続けた祈りは無垢である。
例えそれがすり替えられたものだったとしても――。
そして明かされた真実もまた、無垢である。

首を落とされた者たちの祈りや願いに想いを馳せた時、私は確かに光さす道を見たように思う。


厳粛かつ濃厚な美しさを持つ作品です。


拝読後すぐ、再読させて頂きました。
本当に心打たれる作品でした。

ありがとうございます!

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