戦争は何もかもを奪う。それでも、日々は続く。

殺し合いです。以上。
そう言うしかないです。

が、それを見届けた人間たち、
つまり読者には、思いが残ります。

ネタバレしましょう。
物語は、何も終わっていない。

終わっていなからこそ、
物語の先にある人生に、
思いを馳せることが許される。

我々に言いようのない熱量を与え、
物語は速やかに立ち去ります。

さて、どうしてくれたものか。

湧き上がる何かを感じつつ、また、
沸き上がらされてしまったことを
悔しいと思いつつ、
日常に、書きたいものに向かおうか。

そう、思いました。

物語の力、見せつけられました。

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