中華後宮ものはあまり読んでいないのですが、初めは怠惰で横柄、型破りな小娘が、王妃の側仕えに大抜擢され――というストーリーは中々王道のものかと思います。本作はそれを、確かな知識と軽やかな筆致、生き生…続きを読む
まだ序盤なのですが、世界に魅せられているので、ここにてレビュを。主人公の鈴玉ちゃんは、現代っ子のように自分に正直。真面目にコツコツではなく、きらめき直感タイプの女子なのです。華麗な衣装が出て…続きを読む
異世界ファンタジー、あるいは歴史小説などにおいて、ある葛藤があると思います。あまりにその世界観や時代観に入り込みすぎると、現代人である読者が共感しにくい。かといって、過度に現代的になると、異世界…続きを読む
美貌の少女は貴族とは名ばかりの貧しい家に生まれ、病を得た母を医者に診せることもできずに亡くした。斯くして少女には後宮に入り、女官となる道を選ぶ。父では成し得ない家門の再興を己が成さんと志して。…続きを読む
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