心理描写と文章中の風景が綺麗で、一切途切れない想いのある青春の物語

「青春」と、一言で片づけてはいけない。
そう思わせる苦く、切なく、それでいて時折見せる本物の「恋」という名前の文章がこの物語の描写は強く読者に引き付けてくれます。

「次は、どんな展開になるんだろうか」と、何か惹きつけるキャラクターの心情が細かく丁寧に描かれている作品です。
私がやはり印象的なのは、双子の妹栞奈さんがもし……ですかね。
初めての絶望からを迫られる決断のシーンはもう。
主人公の大和をよりよく見せているキャラが直人君ですね。
こーいうキャラがいてこそ、この作品がより輝くんだと感じました。

そして、最後に結乃ちゃんですかね。
彼女の強さとか、可愛さとかはクセになりますね。
大人の雰囲気なのですが、素直に年齢らしいところを見せるシーンは普段とのギャップで読者はいちころでしょうよ。

……って、色々書きすぎてもうなにがなんだか!?
作者さんご本人に取材して語りたいまであるこの作品、おススメです!!



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