魅力的な登場人物達が織りなす、甘くてほろ苦い青春ファンタジー

読み終わって強く思ったのは、もしも栞奈が……ということでした。

最初の「ロストラブレター」から、ぐいぐいと読ませるその語り口、展開の上手さは見事の一言で、先の展開が気になってどんどん読み進めてしましました!

登場人物達も魅力的かつ印象的に描かれていて、最後まで楽しく読ませて頂いた上で、敢えて言わせて頂くなら、ファンタジー要素に頼ることなく、物語を完結させることができたのではないかと思います。

作者の方にはキャラクターのやりとりや心情を描くだけでも面白いものを書くだけの筆力があると思いますので、ライトではない文芸にチャレンジしてみるというのも、一つの手ではないかと思います!(もちろん、ファンタジーにはファンタジーの良さがありますけどね!)

こうした感想を残せるのも、作品の完成度の高さがあってこそですし、私の意見が正しいとは限りません。

率直な感想を書かせて頂いたので、少しでも参考になれば幸いです!

最後に……結乃が小学生だということが、とても衝撃的でした!

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