漢文:馳月基矢(氷月あや)のあとがき
二〇一三年夏、吾於母校書庫中発見宋趙萬年所著『襄陽守城錄』。吾始喜悦、尋消沈。吾所探即宋末對蒙古之戰史、非對金戰史。然讀『襄陽守城錄』、則知趙氏慧眼鋭悧烈義、筆鋒核實迫眞、吾誠爲此書所魅再喜悦甚。此書載普遍可法、不當埋没蠧蝕也。
如近年日本之東洋史学者、多欲知悉蒙古襲來追窮元代文献発掘海底、但不及研鑽宋代與金代戰鬪技術。非曉前史先驅、安能握後代事績。惟史学研究不可單身完遂、願吾所撰『漢文超訳襄陽守城錄』資益史学者求尋眞實。
趙氏生死於八百餘前、喪失本貫字號年齡面貌一切、而吾卻意如遠方在居朋友。吾戯想、若吾斯書信、則彼見吾信哉。然吾信虛何人不讀、遠方朋友竟不來也。
二〇一八年二月二十五日、氷月あや謹跋。
【漢文超訳】襄陽守城録―最前線に着任したら敵軍にガチ包囲されたんだが― 馳月基矢 @icycrescent
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