文中にはさまれる注の知識の深さに、ゾクリ、とさせられる作品です。おそらくプロ(研究者)の方の作品と拝見します。ゆっくり拝読させていただきます。
そもそも『通俗続三国志』とは何なのか。三国志とどういう関係にあるのか。ビギナー向けにイチから整理しますと、まず三国志の方は①後漢末~三国時代(2~3世紀)に実際にあった出来事をもとにして、②西…続きを読む
まず初めに、大事なこと。『通俗續三國志』全体を俯瞰する現代語訳はまだない。ゆえにこの作品は小説であると同時に研究的価値がある。幻の本だった1冊が、ここに姿を現そうとしているのだ。では、レビ…続きを読む
三国志演義には、その系統にある文学史に名を連ねている続編や二次創作がいくつかあります。『反三国志』もそうですし、翻訳された『後三國演義(後三国石珠演義)』もそうです。しかし、最も完成度が高い正統な続…続きを読む
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