概要
王子と弟と姫と竜
鈍色の鱗に覆われた指の隙間から覗く王女の顔は、生気を失ったように瞳を閉じていた。
王子は王家に伝わる宝剣の柄の感触を確かめながら、自身の背丈の何倍もあろうかという竜と、それによって持ち上げられたままの王女を見上げて、思わずため息をついた。
王子は王家に伝わる宝剣の柄の感触を確かめながら、自身の背丈の何倍もあろうかという竜と、それによって持ち上げられたままの王女を見上げて、思わずため息をついた。
淺羽一です。より良い物語を創作するために尽力して参りますので何卒よろしくお願いいたします。
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