面白い! テーマパーク好きには胸が熱い。そして正統派ファンタジーでした

某アニメ映画の面白おかしいパロディ作品なのかなと思って読み始め、「こっこれは!? 本格化の異世界ファンタジーではないか!?」となって、物語の軽快さと深さにぐいぐい引っ張り込まれる。

しかも守秘義務ギリギリはギリギリでやばーい!

でもテーマパークの熱い裏舞台が見え、その夢と魔法も、大勢のスタッフさんの努力で作られたものなんだという感激と、そんな知られざる現実を滑走路にしてさらに飛ぶ、この作品ならではの夢と魔法のファンタジーがあって、なんだか痛快です。夢と現実の交錯が気持ちいい。

明るい語り口に隠された、真剣なテーマ。
それでいて重すぎず、励まされる作品で、読むと元気がもらえます。

連載中ですが一話完結なので、まずは第一話を読んでみてほしいです。
きっと胸が熱くなりますよ。

見せ場ごとに現れる、舞台劇のような名シーンも見どころです。

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