光の才能 誓いの才能

「さてと、翔君 今私と話しているのは夢の世界。 勿論今渡したスキルとかは全部実在して君に与えたスキルにはなってるんだけど 君は新しい世界 今までの世界とは違う世界に旅立たなきゃいけない」


まあここまでしてもらって日本に帰ります。 とか言ったらそれこそ殴られるよね… いやヴィナスはそんなことはしなそうだけど


「今まで君がいた二ホンとは違って戦争 それ以外にも戦いは大量にごろごろしている。魔獣との戦いは勿論のごとく、盗賊とかそういう奴らともね」


こういう風に魔法なんてものがあるんだし あってもおかしくない…よね…


「君は人を倒す事なんてなかったと思うけど 私の世界にはそれは実際にあることだからそれを全く気にしちゃいけない とは言わないけど気に負いすぎる事もない。 魔獣を倒す事なんて君が向かう学園には生徒でも何体かは倒しているはずだよ」


…今はヴィナスの口上中だから突っ込んだりしたら絶対にダメだよね… 自分学校が嫌なんだけど(1話 書く才能 使う才能にて)


「大丈夫 君は私ヴィナス …世界の管理神の加護を受けて私の世界に 行くんだから 君が死ぬことはないって言っておくよ…(小声)まあそれこそしたいが消し飛んだりしてると蘇生も難しいからダメだけど…そんなことはないと思うし」



…なんか今不穏な言葉が聞こえた気がするんだけどまあ死ぬことはないって断言してくれたから多分大丈夫だよね 大丈夫だと信じておこう


「さあ、翔君 君の新しい人生 私が半分決めちゃったみたいになったけど この世界「アヴァランチ」で楽しく過ごしてほしい。 君のことはこの場所から眺めさせてもらうよ」


「今思い出したけど ヴィナスが管理してる世界 アヴァランチっていうんだね。 聞いてなかったよ」


「…今私も言ってないこと思い出したから世界の名前口上させてもらったの…」


「そうだったんだ そういえば 自分の方からヴィナスに会いに来たい時ってどうしたらいいの?」


「えっと寝るときにでも思い浮かべてくれたら私のこの場所につながると思う… 私人を私の世界に送ったことないから… ちょっと不安」


「ちょっと待って 送るときに事故が起きて 送られたのはいいけどばらばらになって速攻死にましたとかないよね?」


「いや それは無いよ そんなことあったら物語終わっちゃうしついでにR15-Gになっちゃうからね」


「…まさかのメタ発言 神がしていいの…?」


「神だから何でもしていいの っとそろそろ時間かな?」


「時間?」


「君がこの世界に滞在できる時間 そろそろ目覚めの時みたいだからね…」


…そういえば自分寝てるんだったね… なんかいろいろあったから忘れてた


「さて、翔君 君がこの世界で楽しく そして面白く生きてくれる それだけが私の想いで願いです」


「うん」


「私ヴィナス 神の力 そして光の想いを持って 君を守るとここに誓うから またここに会いに来て?」


「うん またちゃんとここに来るよ」


「よし! いい返事 じゃあ君のこの先に幸多きことを」


無音で自分とヴィナスの間に扉らしきものが現れる


…瞬間的に自分はその扉に向けて足を踏み出していた 多分理解したんだと思うこの先は新しい世界 アヴァランチに続く扉なのだと…


「それじゃあ行ってきます」






その後のヴィナスの言葉は聞き取れなかった 自分が扉をくぐったから


「行ってらっしゃい 翔…楽しんで頂戴ね」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る