運命との出会いは、明るい未来の訪れ。あれが来るまでは……。

 デスティニーと私との出会いは、正に運命。
 デスティニーと過ごす穏やかな日常からは、明るく楽しい未来の予感しか思い浮かばなかった。えへへ、毎日が幸せだなぁ。
 でも、いつしかデスティニーとの日常が少しずつ噛みあわなくなり、何かが音を立てて崩れていくのが分かった。そう、気が付けば、デスティニーとの歯車が完全に噛み合わなくなっていた……。

 運命とは時として、残刻でもある。
 作者様は、見事な心理描写を巧みに使いこなし、読者を何時の間にか恐怖の世界へと誘う。夢中になって読み進めれば、時間の経過を知らせる星が怖くて仕方がなくなります。
 書き手が喉から手が出るほど欲しい星。しかし、この物語を一読すれば、拒絶反応を見ることに……。
 さぁ、皆様、イッツ・ア・ホラーワールドへ、ようこそ!!

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