それぞれの宿命を背負い、魔法使いは旅をする。
- ★★★ Excellent!!!
ある理由によって、人々から忌み嫌われる「魔法使い」。
それは、火、水、風、土の四元の力を――世界の理を操る奇跡を使う存在。
この作品は、魔法使いの一人である少女のスピカが、旅の途中で知り合ったアルトやジュバ、エニフ、そして商人のハマルと娘のポーラ、傭兵団達と共に、山越えをする話を綴る物語となっています。
少女にあるまじき怪力を持っていても、少女が背負うには重すぎる宿命を背負いながらも、あくまでも普通の女の子としてあろうとするスピカ。
そんな彼女が、何故忌み嫌われる魔法使いとなったのか。
何故魔法使いという存在が忌み嫌われているのか。
幾つも出現する謎が少しずつ解かれながら、物語は、王道ファンタジーから徐々にダークファンタジーの様相を見せていきます。
魔法を使った戦いは圧巻の一言で、実際にその場で見ているかのように引き込まれました。
あー、えっとですね、長々と書いて全部台無しにするようですけど、あれです。
純粋に、面白かったです!