偶然――それは奇跡でもあり、運命でもある。

とても切ない出会いから始まる物語。
偶然病院で出会った少年楓に恋に落ちる、小説作家の咲良。

好きな人のために、まっすぐで芯の通った一生懸命な咲良の描写が前向きでとても良い。
またそんな咲良に応えたいが、なかなかそうもいかない楓の葛藤が読んでいて大変良く伝わってきます。

一話辺りの文字数は多いですが、とても読みやすく、誰が読んでもスッと入り込みやすい作品となっております。ぜひ御一読を。