読後にざらっとした感触を残すような文体が、非常に魅力的でした。荒々しい岩肌に触れたような、巧みに刻み込まれた彫刻に対峙したような、そんな不思議な感覚。読んでよかった。他の方にもお勧めします。
【書籍化/カクヨムネクスト】 『翠天後宮の降嫁妃 〜その妃、寵愛を競わず平凡を望む〜』 平凡を願う桃英公主が「あるはずのない後宮」に降嫁する、中華後宮溺愛結婚…
時間にして1時間程。コンビニでアイスを買って帰る。それを描く密度の濃い描写が素晴らしいと思います。日常のできごとに視点をあてる、その目線もすてきだと思いますし、ここまで書ける力がうらやましい!
夏、日が落ちるのが遅い。太陽が長く射し込んだアスファルトが熱を保ち、夜道にも汗が染み込んでいく。主人公がコンビニで買った練乳アイス。5本入りのそれを一つつまみ......ダメだ。本作の文章を…続きを読む
アイスの袋を開ける一連や、道端のおじさんなど、本当にどこかにある日常を見ている気分になりました。アイスの描写など、時に文章に色気を感じます。どこか静けさの中にある落ち着きと一抹のさびしさのような…続きを読む
暑さ、もどかしさ、苛立ち…情けなさ。そして、やっと辿り着いた冷たさ、甘さ。…そして、甘さの中の懐かしさ。暑くて、コンビニへアイスを買いに行き、部屋へ戻って来て、アイスを食べた。——ただ、それ…続きを読む
もっと見る
20話分無料