読後にざらっとした感触を残すような文体が、非常に魅力的でした。荒々しい岩肌に触れたような、巧みに刻み込まれた彫刻に対峙したような、そんな不思議な感覚。読んでよかった。他の方にもお勧めします。
【カクヨムネクスト】 『翠天後宮の降嫁妃 〜その妃、寵愛を競わず平凡を望む〜』 毎週火・木・土曜日、昼の12時に更新 平凡を願う桃英公主が「あるはずのない後宮…
生活の中で感じた、心へのひっかかり。ある出来事を契機にして、それらを思い出すことはままある。なぜ蘇るのかというのはとても単純で、不満や快楽、羨望などといった心を掻き乱すものに、人間は良くも悪くも魅…続きを読む
主人公の「俺」が、深夜のコンビニで練乳アイスを買って帰宅し、食べるまでのお話です。簡単にまとめると、一行で終わってしまうのですが。その間の描写の密度が、実に濃い。破けたビニールが貼りついて、なか…続きを読む
練乳と、いちごが混じると、また違う味わいに。冷たいアイスと、溶けたアイスでも、また違う味わいに。若さって、人生って、そういうものなのかな?なんて思ってみました。ギラギラしてます。
『北海道産練乳のいちご氷バー』を主役においた短編。コンビニで購入した件のアイスキャンディーを食べるお話なのですが、淡々と進むストーリーに織り交ぜられたちょっとしたことが、妙にあとをひきます。連日…続きを読む
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