読み終えて「完璧!」と思いました。
Web小説として素晴らしい完成度。
まず、出だしの二文が出色です。
「誰だって、布団に入って目を閉じたときに空想するシーンがあるでしょ?
それと同じさ。」
そこから先は、あれよあれよという間に物語が展開していきます。中だるみは全くありません。
そして最後の最後まで、物語の面白さを詰め込んであります。
素晴らしいと思ったところを箇条書きで。
・見事に構成されたストーリー
・魅力的なキャラクター(名前のついているキャラのほとんど)
・迫力がありつつも理知的な戦闘シーン
・自然な伏線とその鮮やかな回収。
・とにかく読みやすい。
・ゾンビ物として画期的な点がいくつもある(後述)
そういうわけで、多くの方が、無理なく楽しめる作品だと思います。
ものすごく読みやすいんですよ。こんなに分かりやすく情景を描写するのって、すごいことです。
前述の「ゾンビものとして画期的な点」についてです。
私はゾンビものが好きで、主に海外の映画を色々観ているんですが、それらと比べても全く遜色がない。それどころか、今までなかった「工夫」がいくつもあるのですよ!! 作者様すごい、天才か⁉ と思いました。
どこがどう工夫されているかは、是非読んでみて下さい。ゾンビ好きなら、「そう来たか!」となるところがいくつもあるはず。
是非たくさんの人に読んでもらいたい作品です。