じゃあ、どうすれば小説家になれるの? とか悩んでいる奴は、普通に仕事して結婚したほうが幸せの人生を送れる。 そして、週に一度だけ妻と共に映画を見に行けば、それだけで幸せの人生。
あいかわらず自分で書いといて思うが、題名ひでぇな。
まあ率直に言えば、
『自分の物語は誰よりも優れていて、小説にしたら絶対に売れる」と考えているワリには今まで小説もロクに読んだことのない、もしかして楽なんじゃない? とか甘い考えの奴は小説家には向かないし、頑張っても人生を損するだけ、ということを言いたい。
それだったら、本当の意味の人間の幸せってなんだろうか?
今回は一つの例えとして『結婚』というワードを使用した。
てか、この『結婚』っていうワードも結構前に政治家の間で大問題になったな。
だが、読まれる文章の役割というのを考えると、『結婚』というのはとても大事なワードだということは忘れないで欲しい。(小説の大半はそういった欲から生まれている)
それはともかく、
学生の時にロクに小説も読まずに、アニメばっか見ていた人間が「俺も原作者になって売れるニダ!」といきなり考えたところで無駄だ。
それだったら、まず違う作戦を立てるべきだと俺は思う。
〈これはあくまで俺の考え方だが〉
・人の感情をよく考えれない人間は小説家に向いていない。
・不器用でも思ったことを文章にするクセを身につけろ。思えないなら諦めろ。
・一人称と三人称ぐらいは理解しろ! え!?コレ俺じゃね?
・ツマラナイ作品はまず見るな!良い作品のみ見ろ! カク●ムなんて読むな!
・読むべき作家を間違えるな!
・自分が多彩なキャラになりきれ! 多重人格的であれ!
なんか……考えると浮かびすぎてダメだ。
もっと詳しく聞きたい方はなにかしらのメディアで連絡くれ。
それを踏まえたうえで、
〈小説になるぐらいなら結婚したほうが幸せな人生なのか?〉
を考えていく。
その理由として、以下の三点が思いつく。
・実は底辺作家はめっちゃ給料が安い。
・結婚さえする余裕がない。
・小説は売れなかったほうが幸せの人生を送れる人間も実は多い?
・実は底辺作家はめっちゃ給料が安い。
コレは昔からよく言われることだ。
特に文庫サイズの本しか販売しないような「ライトノベル」というジャンルに関しては、闇が深い。
続編や出版会社(レーベル?)がちゃんとしていなければ、まず10年も生きていくことはできない。
確か……のうるおぼえの知識で記載するが……
大体、まず本を出版するにあたって、10万冊を販売される。
そのとき、著者には値段は様々であるが(会社によって違う)およそ、印税として60万円ほどの利益が手に入る。
コレだけ聞けば、『ヤベェ……儲かるじゃんって思うかもしれない』
が、一冊およそ13万文字で60万円。
一年間換算で大抵の一般収入である300万円を超えるには、5冊の小説を販売させなければならないということだ。(※有名な大賞でもないかぎり、増版なんか甘い考えは捨ててくれ)
それはおそらくだが、
大賞をとった人間でさえ、難しいことではなかろうか?
俺なんかは3か月で1冊、ぁ……書けたけど、ここまでの精神はに並大抵では保持できないと思うぜ?
(参考:B森式 さんの『とりあえず金の話をしよう』)
・結婚さえする余裕がない。
小説というジャンルに没中すると、まずその他の時間が無くなります。
一冊の小説が世界を股にかけて売れるなんて甘ったるい考えは捨てたほうがいい。
確かに楽しいこともある。
あるテーマに関して、取材と題して歩き回るのはとても楽しいことだ。
まあ、その時にカメラなんかを持ち出して写真を撮りながら、主人公と自分を照らし合わせて、どんなことを考えるだろうかなど……そういうのを文章にするのが面白いから小説は病められないのである。
が、言っとくが歳を取って一人の人生は辛いぞ?
んな、「俺は小説家になるんだ!!」なんて考えるくらいなら、コンビニでレジ打ちをした金で 冴えない彼女を作ってバカンスに出掛けてみたらどうだ?
・小説は売れなかったほうが幸せの人生を送れる人間も実は多い?
それは小説家になろうとしてなれなかった利口な人間は、あらゆるメディアで活躍をする。
『放送作家』『編集者』『脚本家』『ライター』
そういった職業は、確かに忙しいのは確かだが、小説家という職業よりは安定する。
およそ半年前、ドラマで『阿久悠さん』の半生を描いた物語が放送されていた。
彼も一時は小説家を目指し挫折、CM等の放送作家をしながら、とあるプロデューサーからいただいた作詞という仕事からよくもまぁここまで売れてしまった人間なのだ。
だが、彼の詩はスゴイ……。
彼の文章のデフォルメとでもいうべきか……。ドラマティックで多彩な表現力。それでいて大人も子供も楽しめるような文章。
彼が今、この時代の純文学派という頭の固い人間の評価に落ちることなく、小説というジャンルで売れていたのであれば、世の中の小説というジャンルはまた違う方向に進んでいたかもしれない……。
だが、逆に小説では芽生えなかった結果が、彼の波乱万丈でありながらも、最後の最後まで夢を忘れることができなかったという幸せの人生に繋がるのではないか?
いや……まあ、ひとつの例ですけどね。
次回
少しツマラナイぐらいがちょうどいい。見るからに詰め込んだ設定は自己快楽しか求めていないオ●ニープレイ。すべてを受け止めてくれるのはお前の母ちゃんだけだ!!
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