森に住む小さな魔女と相棒の白熊が紡ぐ、ちょっぴりビターな大人のおとぎ話

冬しかない国の森の中に住む魔女・テナと、相棒の白熊・プーヴァ。
白熊といえど、魔女に育てられたプーヴァは二足歩行で人間の言葉を話し、掃除も雪かきもお料理もお菓子作りもなんでもできる、素敵な白熊なのです。

そんな一人と一匹が暮らす家を訪れるのは、切羽詰まった悩みをかかえる客人たち。
彼らの悩みを聞き、テナは魔女の薬を与えますが……。

数話で完結する短編が連なった物語です。
どうしようもなくなり、魔女のもとにやってくる客人の悩みはさまざま。
思わず同情してしまう事情もあれば、「えっ!?」と驚く強烈な願いを持った客人も。
テナが作って渡す魔法薬もさまざまですが、さて素直に「めでたしめでたし」となるか……。

ぜひ、ご自身の目でお確かめください。

その他のおすすめレビュー

綾束 乙@4/25書籍2冊同時発売!さんの他のおすすめレビュー952