家族の「あり方」が滲み出るような

記憶喪失というテーマを通して、「家族」というものが滲み出てくるような作品でした。

このストーリーに登場する家族の誰もが、親として兄としての「正解」は持ち合わせていない。でもみんなそれぞれの持ち場で一生懸命。

その姿を真剣に描いたからこそ、リアリティのある「家族」が自然と浮かび上がってくるのだと感じます。

そして一般的な記憶喪失モノとは少々異なる幕のおろし方も、面白い。

ぜひにとオススメできる作品です。

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