キャプテンハーロックとエメラルダスを、ルパン3世と峰不二子風にしたら。

最初に断っておくが、レビュータイトルは微妙に外している。単に私の表現力が稚拙なだけです。
さて、約40年前の話だが、「クラッシャージョー」や「ダーティーペアー」を執筆した高千穂遙先生が"スペースオペラ"なるジャンルを打ち立てた。歌劇との関係は今以て理解できないが、本作品は懐かしき"スペースオペラ"である。
前述2作の内、「クラッシャージョー」に雰囲気が似ている。
残念な事に未完。
1年弱も筆が進んでおらず、「早く続きを書けよ!(叱咤激励の意)」と、会ったこともない作者を怒突いてやりたくなる。
こんな気持ちを抱いた作品は、ふたぎおっと氏の「戦犯の孫」、八島清聡氏の「鶯舌記」以来だ。どちらも文句無しの逸品である。
本作品の救いは、多少はオムニバス形式の構成なので、前2作品に比べてモヤモヤ感は小さい。でも、十分にモヤモヤする。
登場人物達のキャラ設定が良い。世を舐めた様な斜に構えた姿勢ながら、真っ直ぐに直球を投げるセリフが読者の気分を爽快にさせるだろう。
ストーリー展開は…"スペースオペラ"の典型例。あなたも絶対に楽しめる。
クドイが、唯一絶対の難点は未完である点。でも、星3つ付けてしまった。

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