「地味子可愛い!」と読み進めていたら結末にやられた!

作者の織田さんは、『よくある兄妹』のルイちゃん(ブラコン・パンツ可愛い)、『絵・美・死』の美憐ちゃん(発情・パンツ可愛い)など、魅力的なヒロインを今までに生み出してきましたが、今作品も短い文字数内で悲呂さん(ずぼら地味子可愛い)という印象に深く残るヒロインを描いています。(きっと文字数の問題で泣く泣く削られたのでしょうが、残念ながらパンツの描写が彼女にはありませんが……)

普段、地味系のヒロインというと、なかなか注目されません。
でも、短い文章内でヒロインの性格を特徴づけるさり気ない仕草や言葉を入れることによって、「あれ……? ずぼらで地味系な女の子って、もしかしたら可愛い……?」と思えてくるから素晴らしい。

成人女性が袖でよだれを拭くとか、可愛すぎるやん!!
気が抜けた感じの喋り方も、可愛すぎる!!

……と、まあこんな感じで「地味でずぼらな悲呂さん、可愛い! こんな可愛い子にならポリグラフ検査受けたい! ぶひぃぃ~!」とかすっかり油断して読み進めていたわけですが……。


うん……。忘れていたよ、織田さんが一筋縄でいく結末を用意しているわけがないことを……。

悲呂さんの脱力した喋り方につられてこっちまで脱力して読んでいたら、最後の数行を思わず二度見してしまいました(汗)

みなさんも、地味系ヒロインの可愛い脱力お喋りを楽しみましょう。そして、最後の数行を二度見しましょう!


あと、私も宮崎牛食べたいっ!!

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