鳳麒凰麟伝外伝〜藤少納言と翡翠の勾玉〜

時は飛耀二年。
八万十国（やまとこく）に新たな御門（みかど）が即位して、二年の時が過ぎていた。


そんな今上の御門に仕える少納言・藤野雅晴（ふじののまさはる）は、一年前から交際している大納言家の姫とのことで、悩んでいることがあった。


一方、大内裏に賊が侵入する。
賊はすぐに捕まえられたが、裏で手を引く人物がいることがわかり、調査を始める雅晴らだったが⁉︎


これは、ちょっと変わった平安風異世界の中流貴族の青年の恋&お仕事の話である。