ラムネ色の空へ

 思春期の迷い、葛藤が移り変わりも作品です。

 灰色の心模様の主人公にとって、心の支えになっている15センチに切り取られたラムネ色の空。それが繋ぐ二人の想い。
 町から田舎への風景のうつりかわりも主人公の気持ちにシンクロしていて、すごく上手いと思いました。

 一歩踏み出せば、いろんなことが動き出す。幸せはすぐ側にあるのだと気づかせてくれます。胸のうちに燻っていた暗い想いが、爽快なラムネ色に染め変えられてい清々しさに感動しました。

 タイトルがまた最高!

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