倉庫にはあらずこの場は美術館 俳句で描きし絵画の世界
- ★★★ Excellent!!!
むりやり短歌形式でタイトルを書こうと試みて、上記のような陳腐なものが出来上がる有様……たちまち、その難しさを実感させられました。
愛宕さんの詠まれた俳句(ときどき短歌)とその解説が記されたエッセイ・俳句倉庫。おそらく「置き場」の意味でタイトルに「倉庫」と入れられたのかと思いますが、中を巡れば、そこは情景の美術館。俳句がこれほど視覚をはじめとする読み手の五感に訴えるものだとは、今まで思ったこともありませんでした。
愛宕さんが描く17文字の絵画。ぜひご堪能くださいませ。