硬派なSF? いいえそれだけじゃないラブもロマンもありますよ!

 題名や粗筋を見る限り硬派で難しい作品に見えますが、決してそれだけではありません。骨子こそ古き良きSFの良さを持っていますが分かり易くかみ砕かれ馴染のない人でも読みやすくなっている本作は良い意味でライトノベルの定義に当てはまる作品です。

 SF部分に関しては人型機動兵器という大きな嘘をしっかりとした世界観と丁寧な描写で説得力を持たせつつレールガンのロマンあふれる使い方等、お約束を守って外連味のある展開を見せるのは勿論、日常レベルで宇宙で生きている登場人物達の様子は読者を自然に暗く冷たい、それでも希望はある星の海に導いてくれます。

 更に主人公とヒロインの関係も・・・・・・ おぉっとここから先はレビューを書いた時点ではカクヨム未公開なので詳しくは書きませんが彼らの関係も本編に影響を及ぼして来るでしょう。

 読んで損はない、僕が知る限り最高峰のリアルロボット物だと断言出来ます。さぁこんなレビューに目を通す暇があるなら本編を読み進めるのです!

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