一寸先は闇。未来も、明日も、下手をしたら一瞬後のことも。誰にもわからないけれど、それでも恐れることなく、己のために、誰かのために、クニのために、進んでいく数多の人々。想いが重なり、火花を散らし、…続きを読む
時代小説・歴史小説で圧倒的に刊行数が多く人気の時代は、戦国から幕末までなのが事実だ。その分、他の時代の小説を読みたい読者は飢えている。本作は弥生時代が舞台。なにせ資料もそうない時代だけに、著者の想像…続きを読む
日本人ならば誰でも一度はその名を耳にし、雄大な時代への畏敬と憧憬に胸を躍らせたことはある弥生時代。「女王の名」は己が命を燃やしながらも大切なもののために生き、時に雄々しく、時に気高く、時に悲しく、そ…続きを読む
弥生時代、我々の住まうこの国の、「国」という形が出来始めたころの物語。淡々と、しかし燃えるような筆致で描かれる古の人々の思いに、日の本の国の子である読者の血が、騒いでおさまらぬこと請け合いです。…続きを読む
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