自らを救わぬと分かっている神。だが信じれば救いはある。人を救うのは神ではなく、神を信じる人の想いなのかもしれませんね。考えさせられる短編でした。
さかしき たすくです。 第9回カクヨムWEB小説コンテストで受賞いたしました。 どうぞよろしくお願いします。
斬新な解釈!…というべきなのかどうか迷うところです、ひょっとしたらこれが本来の姿なのかもしれないと思わさせられました。それでも人類に対する底無しの愛を感じるのが秀逸です。
信仰とは神からの恩恵を得たいがために行うものだが、当の神は何もしない。当の神は何もしないが、神を想うことによって、何かしらの恩恵は得られる。「神を想うこと」というのは、信仰とは違うようにも思えま…続きを読む
生きるということは、いつだって辛く苦しい。ならば、この生の責任くらいは神に背負ってもらおう、と彼は言う。本作のキリストはなかなかにロックだ。彼が人を惹きつけた理由は、案外こんなところにあったの…続きを読む
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