あの頃の恋が手紙によって動き出す

とても素敵な手紙でした。

彼と彼女の〝あの頃〟が手紙の中に同封され、文章の一つ一つを読み進める度にその情景を一緒に見ているかのような気持ちになったのです。

得意ではないコーヒーを薄くして飲みながら、必死に手紙の文章を考え少しでも大人びて見せようとする彼。
そんな彼の文章を何度も読み返し、少しいじわるをしてみようか微笑む彼女。

手紙を書く登場人物の様子まで頭に浮かんできます。そんな様子を想像するとおかしくてつい微笑んでいしまいました。

六年越しの二回目の想い。時間が経っても変わらぬ想いがここにありました。この手紙に紡がれた言葉は相手の事を大切に想っているのが伝わってきます。

何度も何度も読み返しました。
是非あなたも読んでみてください。
読み終えた後、きっとあなたも微笑んでまた冒頭から手紙を読み始めたたくなりますから。

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