暖かな隣人愛

 燕の巣を見ると、どうにかして中の雛が見たくなるのは人間の性ではなかろうか。
 この作品は最初こそ「動物に興味はない」と言っていた主人公が、いくつかの事件を通して小さな隣人達と交流を深め、別れるという作品だ。
 文章がかなり丁寧に書かれていて非常に読みやすく、状況もつかみやすい。ストーリーの流れや起承転結がも分かりやすく、読んでいてとにかくストレスがないのも素晴らしい点だ。
 また、主人公以外の人々の心の動きも丁寧に表現されており、作者様の手腕を感じる。
 執筆お疲れ様でした。

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