編集済
あとがきへの応援コメント
お幸せに!お幸せに!お幸せに!!
あなたのような人は、本当に本当に幸せになってほしい。
以下、文面中、あなたを傷つける要素があれば謝ります。あなたの苦労をあなたと同じ魂となって分かち合えることができないため、あなたの望まない文言を入れてしまうかもしれません。しかし、この文章に触れたからこそ深く自分を戒めなければならないことを確認させられましたし思うことも多々ありました。
このエッセイ自体がかなり前のものですので、ここが読まれるかは分かりませんが、思うことを書かせてください。
私は、二子の父です。二人ともまだ幼い娘です。
私の甲斐性がないせいで、嫁には苦労をさせてます。でも、今後どのような状況になったとしても、私が家族を悲しませてはならない。決して自暴自棄になってはならない。
娘に、これと同じエッセイを、絶対に書かせてはならない。
家族を幸せにしてあげたいと、改めて思いました。
私はプロを目指しているモノ書きですが、最近よく思うことは「所詮フィクションはノンフィクションにはかなわないんじゃないか」ということでした。
このエッセイに触れたのも、ノンフィクションがどのようなものかを感じたいがためでした。
書かれていた圧倒的な事実は、簡単な言葉で片付けたくないものでした。だから、このエッセイの内容について思うことは言及しません。ただ、このような人生を送ってきたあなたの小学校時代を支えたものが、一冊のフィクションだったことが、私に少しの勇気与えてくれました。
「俺がやってることもただの茶番じゃない。人に勇気を与えうる可能性のあることじゃないか。フィクションが、人の人生を救いうることもあるってことじゃないか」と。
プロを目指して長いですが、ある種の空しさを感じている矢先、私はこの文章に心を救われました。
そんなことを意図して書いたものではないとは思いますが、私の抱いた偽りのない感謝です。
『なかったことにしたくない』という言葉の通り、あなたの中からこれまでの事実や想いが失われるものではないのだと思います。しかし逆に、それを忘れてしまえるほどの幸せな毎日があなたに訪れることを切に切に望みます。
そして、家族の幸せは私自身も大きな責任を負っているという事を私自身、確認しなおし、嫁は娘たちに精一杯接していきたいと思います。
繰り返しになりますが、幸せになってください。あなたは幸せになってほしい。
あとがきへの応援コメント
コメント失礼します。一気に読ませていただきました。本当に辛かったと思います。その言い表すのに難しい感情や葛藤。とても伝わりました。共感しました。私も同じです。
今では私も過去を忘れようとするのではなく、全てをしっかり受け止めることができるようになり、こんな私でも心から幸せに感謝に溢れる毎日を過ごしています。友人にもママ友達にも家族にも関わる全ての人に恵まれ今を生きています。
今でも昔の自分を思い出し過去の自分を抱き締めてやりたい気持ちになる時があります。
自分を許してあげることが、どれほど大変か。。。
あなたがこれから思いっきり幸せに生きていくことを!幸せに溢れる日々を書いてくれること楽しみにしています(^^)
愚かな行為への応援コメント
今日偶然この話を見つけて、ここまで読みました。なので今さらのコメントで申し訳ありません。
もう気付かれてるかもしれませんが、恐らくミユさんのお父さんは「サイコパス」という精神疾患だと思われます(虚言・妄言癖、性的虐待、外面がいい等かなりの条件が当てはまっています)
時々ニュースでストーカー殺人事件とかありますが、その様な事件を起こす人間は、ほぼ全員がサイコパスであると言われています。
まだこの話しを最後まで読んでないので結末は分かりませんが、父親が刑務所に入っているとしたら、十分気を付けて下さい。この手の輩は出所後に恨みを晴らす為に、恨んでいる人間を付け回し、害を及ぼす可能性が高いので。
長文失礼しました。
編集済
あとがきへの応援コメント
はじめまして。
実は、全話を通して拝読したのは、これで二度目です。以前は あまりの衝撃に呆然としてしまい、なかなか内容を心の中で整理できず、時間が過ぎてしまいました。
Miyuさま、よく頑張ってこられましたね。
想像するだけでも辛く、苦しく、その苦患は言葉で表現するのも不自由なほどです。勿論、それでも、その境遇の辛苦を当事者以外が理解しきるなんてことはきっとなくて、推し測るぐらいしか出来ないと思います。
私だったら耐えられただろうか?
そう考えると、Miyuさまは褒められこそすれ、責められる謂れなど皆無だと思います。
あなたが、お母さまを裏切った?
いえ、もし、そうだとしたら、お母さまが あなたを深く愛していることを信じきれなかったこと。お母さまを悲しませないように庇ってしまったこと。ただ、それだけです。
でも、それでも あなたに罪はない。
唯一、堕胎したことは罪と感じても仕方ないかもしれませんが、でも、あなたは命の重さを しっかり受けとめていらっしゃる。
それに、あなたには避けられなかった事態なのです。
生存、生活の総てを委ねざるをえない幼子の頃から陵辱され続け、暴力的に支配され、どうやって あなたが それを避けることが出来たでしょうか。いえ、無理です。
あなたを責めることが許される存在は、あなた自身を除いては、どこにも存在しません。
だけど、どうか ご自分を責めないでください。
きっと毎日が絶望の繰り返しだったでしょう。
ひたすら耐えることも難しかったでしょう。
私は あなたを尊敬することはあっても、汚らわしいなんて微塵も思いません。
あなたの心根の美しさを、行間から感じとれるからです。
あなたは、お母さまを護ろうとした。自分の尊厳を維持しようと努めた。
いかに幼くても、最低最悪よりは少しでも救いのあるほうを判断して選択していたように推察します。いつだって。
だから、ありがとうございます。
ご自身の傷と向き合って、私たちが知るべきことを語ってくださって。
出来れば、こうした被害を防げるよう、せめて一刻も早く虐待を停止させられるよう、こんな惨いことが起きうるのだということを、1人の例外もなく識るべきではないかと考えます。
この被害が、どれだけの痛手を受けさせるものなのか。
いかほどの損傷を被害者の人生に負わせてしまうのか。
全ての人間に考えてもらいたい。
決して他人事にしてはならない。
被害者が語ることを、躊躇わせるような社会であってはいけない。
強く、そう思いました。
ひとが生涯で得る幸福も、不幸も、おそろしいほど平等である。
私は、それを信じています。
あなたは、本当に頑張っていらした。私から見れば、過剰なほど忍従してこられた。
これから先は、どうか幸せな時間を多く お過ごしなさいますように。
長々と、お邪魔いたしました。
こんな私にも取り組めること。
あなたを支えることが出来た少年の物語。そんな作品を いつか書くことが出来るように、頑張ります。
ありがとうございました。
おしまい……?への応援コメント
初めまして、20代の男性です。
たまたまテレビを見ているとき性的虐待のニュースが目にとまり。
性的虐待とは具体的になんだろうと思い検索して、ここにたどり着き。
一気に読ませて頂きました。。
性的虐待とは私とは無縁な世界でしたので読んでいて、心臓を掴まれグラグラと揺さぶられた様な苦しく痛い気持ちになり涙が溢れ出ました。
まず、白猫さんはmiyuさんの気持ちを感じ取って心配していたのかも知れませんね。猫さんが心の拠り所になってて凄く良かったと感じました。
子供は親を選べないし。不幸な環境であっても生きて行かないといけないし。
子供の世界ではどんな親でも世界で一番で、子供なりに一生懸命考えて気を使って居るんだなと考えさせられました。
あと、危害を加えられた側は苦しんで、
危害を加えた方は罪の意識がなく。
しかも無かったことにしようとするのは到底納得できません。
司法とは違う所で。
苦しんで苦しんで生き地獄の様な場所で死ぬよりもキツい罪を償って欲しいです。
人間の欲求は時に恐ろしく残酷で怖いですね。
miyuさんの優しさが文章から凄く感じとれて心を打たれました。
現在、幸せな家庭を気づいてる事を知って安心と幸福な気持ちになりました。
僕ももう少し人生を精一杯頑張ろうと思います。
ありがとうございました。
編集済
おしまい……?への応援コメント
小説読ませてもらいました。私も小学生半ば頃から性被害にあってました。父親じゃなく母方の叔父でしたから、あなたほど日常的で悲惨なモノではなかったのですが…そのせいで高校生の時妊娠もしました。それに気づいた時は流れた時でしたけどあの激痛と出てきた大量の血や塊を一生忘れません。
私の父親も今で言うDVで、突然大暴れする人間でした。真冬に裸で放り出されたことも意味もなく殴られ続けた日もありました。私もころされると思ってました
だから、わかります
もっと逃げたら?とか助けを呼べたはずだとか言われても子どもはいつでも「最悪の事態を回避する」よりも「理想的な環境」を保とうと被害を我慢する気持ちが。
どんな酷い人間だとしても子どもにとって親は神様、愛情もあったと言うこと。わずかな平和の時間が続く事をいつも願ってる。憎しみだけじゃない複雑な気持ち
私の母は私の性被害を知って私を責めましたが(この時父親とは別居でした)私の母は作者さんと同じく自分の父親、私から見て祖父から長年性暴力、家庭内暴力を受けて居たそうです
そして他人への暴力沙汰で逮捕されています。他の罪などもあったのでかなり長い服役でした。そして、やっと父親と離れ母と二人暮らしの私の家に祖父は来ました。意識は完全に自分が被害者だと思っていて母をボコボコに殴ってうちに3ヶ月居座り、暴力を繰り返し、異変を察知した他人にまた通報され連れて行かれました。私は叔父の事もあったし祖父が母に性的虐待してたのも知ってたので
一応身を守るのにお風呂に入らないと言う小さな防御をしていて着替えもしてなくて不潔だった私は学校でもいじめにあい、この世は地獄だと本気で思いました
こう言う悪魔みたいな人間って居るんですよね。心通じあう事は一生出来ないんです。
作者さんは父親と連絡を取らなくて良かった。変わらないんですよね、こう言う人。本当に悪いと思うなら自分で罪を償ったなんて言えないはず
こういう人間は本当は心がとても弱いんです。しっかりした自分と言う物がなく加害者のくせして被害意識が強い。だから吠える。作者さんは家庭内では父親に逆らえなかったものの学校や部活アルバイト先ではしっかり人間関係を築いて、誰かに好きと言ってもらえる人間です。読書や自分で物書き、ゲームや猫が好き。好きな物をしっかり持ってる。やりたいことを自分で見つけられてる。それは作者さんが根っから本っ当に豊かで素直で素敵な人だからです!「被害にあった可哀想な子」だけに支配され続けるなんてことなかった
そこに父親は嫉妬や劣等感があったんじゃないでしょうか。暴力も暴言もただの被害者意識。子どもがダダ捏ねるのと同じ。無意識に相手を貶めないと自分が惨めと感じる人間なんでしょう父親は。
愛し方を間違ってるように見えるけど、どこかでそうしないと娘を愛せない哀れな部分を感じました。それか恋人に育ってほしかった…?
だから性的な事するのに娘が傷つくなんて思わない、でも妊娠させたのは確実に自分が傷付けたとわかるから悪いと思って謝った。…でも自分の非を認めてマトモな家庭に戻す程強くなく責任転嫁で自我を保つしかない。
子種ない発言も、作者さんじゃなくて父親が自分がそうだと聞かされていた?
だから子どもが出来た=自分じゃない。になったのかも…
海の家での作者さんを見て、支配してたはずの作者さんが自分で楽しい世界を作っていたことに対して嫉妬と焦りで事実をねじ曲げたんですね
男は高熱で精巣がダメになるって言うし、でもいつの間にか回復してたんでしょうね(しなくていいのに…クソ)
自分は子どもが作れないからお母さんは違う男と作者さんを作って…自分の子として育てようとした。けどやっぱり裏切りを許せずにそこから心壊していった?もしかして、最初から作者さんをお母さんのかわりにしようとしてたのかな…
自分の種無し騒動が全て招いたから父方の両親すら恨んで仏壇事件…
とか推理しちゃいました。父親にはずっと矛盾が付いて回ってますね。何故そうなったのかわからないけど、皆が皆それぞれの地獄に居て、父親は作者さんを自分を救ってくれる相手にしたかったのかもしれない、すがりたくなるほど作者さんは輝いてるから。文章だけでも魅力的な人だって伝わるくらいですからね…今更事実はわからないし知る必要もないと思いますが…
小説見たてほやほやの私はそういう感想です。闇が深いですね…
私がこの小説を見つけたのは、性的被害はほぼ身内から。と聞いてゾッとして検索したからです。実際に自分もそうだし…
男性不信だった私でも結婚しました。旦那さんも断片的に私の過去を話してます。健康診断で妊娠の回数を書く覧がありますが無かった事にしてしまいます。そして現在子どもが居ます。決死の覚悟で生みました
作者さんの旦那さんはどんな人だろう?きっと優しくて穏やかな人なんだろうなーと妄想してます
…私は子どもを育てる事で自分の過去が良い意味でどうでも良くなった所もあります。私の家族は暴力だけじゃない、私の性は被害だけじゃない。そんなものは昔話だと思うようにしました。そうすることで人生の広がりと未来を感じました。自分より、子ども。ってなったせいかもしれません。
それでもこの先も何度も夢を見てフラッシュバックに一生苦しむと思います…
赤ちゃんをかわいい愛しいと思う資格ないなんて思わないでほしい…資格がないとしたら、父親が作者さんを暴行する資格なんか絶対になかったんです!
作者さんは優しくて誠実で何ていうか本当に好きです。ここにコメントするためだけにかくよむ登録しました
…私は時々なんであんな子ども時代だったんだろうと普通の人生の人に嫉妬したりするけど。それでも大きな幸せを目指し続けたいです
こう言う被害にあった人に限らず酷い目にあった人で、恨み続けないと許したことになるように思ってる人が居ますよね
でも恨みつらみを持ち続けていくと作者さんの父親や私の身内みたいになるだけだと思いました
ひとつ間違ったら誰でもそうなってしまいそうで本当に怖いです
人間の細胞って7年で全て変わるそうです。もう被害にあった自分は記憶の中にしか居ない。そう思って過ごしています
。私も昔から一人でぼーっと過ごす時間が多く、モノを描く趣味があります。文章じゃなく絵です。心穏やかな日が多くなった今、好きに絵を描こう!と思っていました。嫌な過去にとらわれるより好きな時間を増やしたい。そこでも作者さんとの共通点を感じて嬉しくなりました。私はもうすぐ30歳です。私は大人になってから平和に暮らしています。
こんな人の尊敬を踏みにじる事件は昭和までと思ってる人が結構居ますよね何故か。
違うと言いたいけど私にはその勇気も発信力もない…会ったこともないけど、あなたが大好きです。涙が出るくらい。こうやって経験を世に送り出せてる強さを尊敬します。私は、過去をなかったことにしようとしてましたから…ここにコメントするのにも手が震えて文章も半日ががりです。
作者さんがこの先毎日大切な人や可愛い猫ちゃんたちと笑って過ごせますように。もっともっとずーっと幸せになっていけますように願って止みません。
自分のことばっか書いてすごく長ーくなってスミマセン…
追記
あれ?最後のページに書こうと思ってた思ってたのに間違ってました…スミマセン
あとがきへの応援コメント
心が痛くなりました。と共に勇気をもらいました。私は父に虐待とまではいかないけれども、常に怒鳴られ、それだけでも自身を失い、私はダメな子供なのだと何をやってもいけないことをしている感覚にとらわれて生きてきました。昨年父が他界し、悲しい反面これから自由に生きれるのだと喜びを感じる自分に驚きました。作者様もこれから素敵な人生を歩まれてください。心よりお祈りしています。勇気をいただき、ありがとうございます。
あとがきへの応援コメント
これだけの体験を書ききったことに敬意を表します。すごい内容でした。
他の人にも紹介させていただきます。
あとがきへの応援コメント
毎日怖い思いしてませんか?
私は自分で父親の死を選んだので後悔はしてません。でも、今37歳になっても不安障害、パニック障害、鬱病などで働けず、最近離婚もしまして、男の子1人と2人ですんでます。市のお世話になり、クズ人間だなーっておもったり、死んでいないのに、恐怖に怯え交通機関もつかえず、不便です。死んでも何も変わらない、心の傷は死ぬまできえないんだな。子供を授かったのも医者に奇跡といわれました。絶対できませんよっていわれてたので。
気分が沈んでる時は思い出して汚い女だ!死にたい死にたいでも、死んだら父親にあうかもしれない。それは嫌。だから精神科に通いながらでも生きてやるって、おもってます。自分が何考えてるかわからないからいつか自殺してしまうかも?まだわかりませんが。私だけじゃないってことがわかったのでて
編集済
あとがきへの応援コメント
執筆お疲れ様でした。
ふと、性的虐待をする人間の脳みそはどうなっているんだろうと、検索していたらこちらに出会い、読ませていただきました。
読みながらくそったれー、男死ねと泣きながら読みました。
私の実の父親も酒乱で暴力をふるって大変な事になったのは数知れず。
母からも虐待されていました。
やはり思い出すとイライラや自己否定してしまう事も。
今は二人とも丸くなりましたが。
性的な事も1、2度ありましたが、私は三人姉妹の末っ子で次女の姉に打ち明けたことがあり、一緒になって感情をわかちあってくれました。
今でも次女にしか言えてません。
父親がアダルトビデオの音を上げて見ていた時も配慮が足りないと腹が立ち、次女と二人で乗り込んで罵倒したことも。
相手の心にも負担をかけるので、性的虐待が人に言うのがどれだけ怖いかわかります。
ネコや本、友達が支えだったのもいじめも、私と似てて、余計に共感してしまいました。
私も結婚する相手に言えるでしょうか…。さらりと言ってしまおうか。
でも母には絶対言えません。可哀想すぎる。
作者さんがもっと早く打ち明けていれば!と思いもしましたが、支配下されて無理だったんですよね。本当によく生きていてくれました。
父親の前では平然としてますが、暴力より性的虐待の嫌さ、気持ち悪さが、その時のビジョンが…感覚がよみがえります。
きっと性的虐待を受けた方はそうなのでしょうね…。
虐待を受けた方、幸せになってほしいです。
母は私の姉達の一人と暮らしており、と書いてありますが、お姉さんがいたのですか?
どれだけ時がたっても、ポジティブに考えても消えない事実で。
たまにムクムクと広がる黒歴史。
でも、私達には幸せになる権利があります。そして人を幸せにしなければいけない。そんな事をまた思い出しました。
長文、駄文、失礼しました。
あとがきへの応援コメント
Miyuさん、はじめまして。
これから書くのは私の勝手な自論であって、読んで気持ちの良いものではないかもしれません。
ただ、こちらのエッセイを拝読して、自分の考えが変わった点が1つありましたので、コメントを残すことにしました。
次の3つのうち、どれか1つをこの世から無くせるとしたら、私は迷わず3番を選びます。
(1)戦争 (2)殺人 (3)児童虐待
それはMiyuさんのエッセイを読む前も、読んだ後も変わっていません。
例えば家族を殺されたとして、犯人が裁かれても、死んだ家族が帰ってくるわけではありません。
心が受けた理不尽な傷は消えず、一生付き合っていくしかない。
犯人が捕まろうが、死刑になろうが、不幸が無くなるわけではありません。
でも、犯人に罰が与えられたせいで遺族が不幸になることはないように思います。
戦争の被害者も同様で、戦争の首謀者を罰したとしても、そのせいで被害者が不幸になることはまずないでしょう。
ですが児童虐待は違うと思っていました。
幼く感受性が高い子供にとって、親は世界の全てで本当に神様のようなものです。
自分という存在を認めてほしい最初の相手であり、どんなに酷い親でも失うのは怖いもの、親が悪いのではなく自分が悪いとさえ考えてしまうもの。
その親を、子供を虐待したという理由で罰し、子供から家族という世界を取り上げて、それで子供は救われるのだろうか、と。
それはそれで、別の不幸に叩き落とすだけのことではないか、どっちもどっちで、児童虐待とは救われようのない不幸なのではないか、という無力感を覚えていたのです。
ですから罰則に頼らず、ただ無くなるというのであれば、戦争や殺人よりもまず児童虐待に無くなってほしいし、それは今でも変わりません。
ただMiyuさんのエッセイを拝読して、少し考えが変わってきました。
児童虐待をする親は罰して、とことん子供から引き離すべきではないか、と。
親が前科者になり、虐待を受けた子供というレッテルを貼られたとしても、家族を家から奪うことになったとしても、児童虐待が継続するよりはマシではないかと。
子供は子供のままでいるわけではなく、いずれ独り立ちできるのではないかと。
おそらくMiyuさんの文章から力強さのようなものを感じたからです。
今まで触れてきた児童虐待被害の方々の文章からは、衰弱した心を感じるものが多かったですし、それが当然かもしれません。
個人差もあるでしょうけれど、2、3歳頃から日常的に暴力を受けていた場合、その後に幸せになれたとしても幸せであることに不安を感じ、それを維持することが困難な方が多い気がしました。
ですがこちらのエッセイを読むと、善悪のバランス感覚がしっかり感じられ、幸せを求める方向に歩いて行ける力を感じました。
また、どなたかも指摘されていたように、本編の中のお父様は滑稽なほどに自滅でしたね。
虐待だけにとどまらず、世間にわかりやすい犯罪者になっていました。
世間の多くの虐待はもっと狡猾になされていて、無かったことにされている例がたくさんあるでしょう。
さらにMiyuさんが優れた文章力をお持ちで読みやすい作品になっていることもあわせて、こちらのエッセイはかなり貴重なものだと思います。
話は変わりますが本編を読む限り、私もお母さまには違和感を覚えていました。
それはどなたかが書かれていたような見て見ぬふりとかズルさとかいうことではなく、過去の触れてほしくない思い出、あるいはMiyuさんは知らない方が良いと思っている思い出があるというイメージです。
ですので、無理に聞き出すものでもないのかなという気が私はしました。
お会いしたことがあるわけでもなく、勝手な妄想に過ぎませんが。
いずれにしても自分の中の一番、心を占める一番が不幸(父親)ではなく、幸福(夫、友人)であると言えるMiyuさんは本当に立派で頼もしく感じます。
虐待ほどではないにしても、誰が経験してもおかしくないような人生の不幸はこれからもあると思いますし、それが現実ですが、その中でもMiyuさんなら幸せを求める方向に歩いて行かれることと思います。
そんなMiyuさんを応援します。
こちらのエッセイを最後まで書き上げていただき、本当にありがとうございました。
作者からの返信
笹谷周平様
応援コメントありがとうございます。
また、文章力を褒めていただいた事がとても嬉しく、面映ゆくもあります。
コメントへの返信になってはいないかもしれませんが、私なりの考えを書かせていただきます。
性的虐待を受けた私としましては、笹谷周平様の言う通り、児童虐待を行う親は子供から引き離すべきではないかと思います。
幼い頃の私は、父がどんなに酷いことをしているか認識して絶望しているにも関わらず、それを周囲の人に相談することが出来ませんでした。
それは父がこの世の何よりも恐ろしいと思っていたせいもあるのですが、その反面、父を親として慕っていた部分もあります。
子供にとっては神にも等しい親を裏切る行為を恐れていたこともありますし、告発することによって更に現状が悪化し、母も友人も失うかもしれないという不安もありました。
何度同じ人生をやり直しても、私はきっと自分から告発することはできなかったのではないかと推測します。
父のあの愚かしいまでの自滅がなかったのなら、性的虐待は明るみに出ず、私は父が死ぬまで逆らえずに生きながら殺され続ける日々が続いたのではないかと想像できます。
父への恐怖を長年に渡り心身ともに植え付けられていた私は、助けてと一言声を上げることさえ出来ませんでした。
だからこそ、虐待を行うような親は子供から引き離す方がいいと思うのです。
もちろん、引き離されてすぐに幸せになったわけではありません。
父が逮捕されたことに罪悪感も感じましたし、自分だけが罰せられない違和感も感じました。
急に世界に放り出されたような心許なさも感じましたし、取り調べや引っ越しなどで日々が慌ただしくもなりました。
あの行為を、罵声を思い出して叫び出したくなることや、泣いてしまうことも沢山ありました。
ですがそれ以上に、何度も踏み躙られるあの日々から解放されることが何よりも嬉しかったのです。
普通の人と同じような日々を過ごすことが出来ることが、本当に嬉しくて仕方ありませんでした。
私は、親から引き離されることで幸せになった子供なのでしょう。
母については、私も笹谷周平様と同じ意見です。
母は母の人生を歩み、触れてほしくない思い出や過去があり、私に知られたくないこともあるのでしょう。
私は、母が親だからという理由で、私に何もかもを明かさなくてもいいと思っています。
知ることで変わる考えや思いはあるかもしれませんが、やっと父から解放された母を悲しませてまで聞き出す必要はないと考えます。
知らないからこその幸せも、秘匿の美なのでしょう。
他の人から見たら歪かもしれませんが、その歪なものを抱えて生きるのも思いの外悪いものではないです。
自分の心を占めるものについては、夫や猫達、母や家族、友人たちなのは確かです。
だからと言って完全に前向きなのかというとそうでもなく、出所した父からの仕返しを恐れている部分もありますし、過去を思い出すことも、それに恐怖を感じることもあります。
解放されて何年もたった今でも、溢れ出した過去が苦してこっそり泣くこともあります。
ですが、どんなに嘆いても、過去は思い出すことは出来ても変えることは出来ませんよね。
なので私は、時々過去に立ち止まってしまってもいいから、今の私が持っている大切な人達を心に思い出すように努めています。
そして、暗い過去にはそっと蓋をして、大切な人たちと穏やかな日々を過ごすために歩き出します。
夫や猫達、母や家族、友人たちが居てくれるからこそ、私は歩けるのでしょう。
このエッセイを最後まで書き上げれたのは、拙い文章ながらも読んでくださった皆様、感想や応援コメントを書いてくださった方々など、色んな方々に支えられたおかげです。
笹谷周平様の丁寧なコメントも、本当に嬉しかったです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
疲弊への応援コメント
私も苦いがあります。
私は11歳の時から虐待を受けていました。
口婬→性行為、膣内に射精、
自分の体液と精液がついたものを
口婬→性行為→膣内に射精を
一度に一回でされていて苦痛極まりませんでした。
つらい思い出ですが、性的虐待の中でも避妊をしない行為は屈辱でした。
Miyu様返信ありがとございます。
私も、様々な手段で性行為をされました。
叩かれたり殴られたりするよりは幾分楽に思えたから。
最初は苦痛で堪らなかったけど、口淫をして上になり腰を降り射精させて、また口淫し射精させれば解放されると思えば、ルーティーンになって居ました。
肛門や口、膣はあの人の快楽の為にあると思えば諦めもついていました。
毎晩半泣きに成りながら腰を降らされる私を見て半笑いなその男を殺してやりたかった。
射精した男性器をなめるその男を殺してやりたかった。
射精した精子を外に出そうとしゃがんでいきむ私を見て半笑いなその男を…。
今ではそんな事は無い生活ですが、
永久に消えない思い出です。
作者からの返信
@tomo994229様
度々コメントありがとうございます。
人を殺したいほど本気で憎むあの日々は、今思い返しても本当に辛いものですよね。
解放された今でも、ふとあの日々が脳裏に思い返され叫び出したくなる気持ちは永久に消えないのかもしれません。
私は辛い日々の分、自分だけは父と同じような人間にならないと強く誓いました。
そしてできれば、誰かに優しく出来る人間で居たいと願っています。
@tomo994229様の辛い気持ちが穏やかな日々の中で少しでも癒されるように、液晶を通したこちら側から祈っております。
編集済
あとがきへの応援コメント
お疲れさまでした。
前回のコメントにお返事をいただいて、モヤモヤしたものから解放されました。お父様は実父ではない。という事でしょうか。又ご事情も何となく察しました。(この部分。。もう一度読み返しました。。時折放つ、お父様の言葉。。ご事情。。からするにmiyuさんのお気持ちは実父ではない確率の方に傾いている。。のではないでしょうか?)
お母さまに感情をぶつけられた事がある。。と書かれていましたが、感情をぶつけるのではなく、ご自身のの出生の事ですから、お父様との血の繋がりの事だけでも話あえば良いのではないか?そうでないと、モヤモヤしませんか?
以前、お返事の中で悪夢は見られる。。叫ぶほどではないけれど。。と書かれていました。私も最初は叫ぶほどでは無かったです。瘡蓋の中のバケツの量。。これがあふれ出した時、心を気丈に保っても体に変化が出始めたというのが本当の処です。今は?と言うと、ほとんど見ません。。
ごくたまに。。でも後を引きずるようなものではないです。。一生懸命その感覚を書き留めるために覚えているように努力するような俯瞰の感覚です。
自叙伝を書く際、父の心情、それと43年も前に亡くなった母の事も、調べるだけ調べ、どうして私に被害が及んだのか?の綾を全部解いたからです。
実はこの問題、被害当時の苦しみよりかその後の回復過程で、実父かそうでないか?の差が出てきます。親を切り捨てられるか否か?又、自分の遺伝子に加害した親の血が流れているか否か?がものすごく影響するからです。
自助グループなどでの話でも苦しむ人が多いですし、実際に私も苦しみました。
例えば、お父様からの電話。。もし私だったら、切り捨てられないだろうと思いました。実際に、長年恨んでいても、父親の介護に行ったくらいですから。。心の内は複雑です。
ただ、読んでいて、実父でもありなのかな?そんな風にも思えてきました。
明らかに切り捨てた方が楽なのですから。。
きっとmiyuさんも書かれていないところで苦しまれたのかもしれませんね。。
私の場合、最後の最後になって、父を切り捨てられたこと。。
これからは肯定しようと思いました。
ただ、世間とは不思議で残酷なものです。私の父は知能犯でもありました。
又、職業に寄る世間のイメージもあります。どんなに私の事情を説明しても、自叙伝を書くのは許さない。そんなことぐらいであのお父様を捨てるなんて世間が許さない。。とまでつい最近言われました。。。(苦笑)
最後まで読ませていただいて、大きな気づきもありました。
このお話。加害者が落ちないと納まらないということ。。
私の父も最近、急転直下。どん底に落ちてくれました。
このエッセイを読み、こんなに冷たいものが私の心の深くに流れていたんだ。と気づくほどに、完全に父を突き放す事が出来ました。
今、傷病中(右目)ですが、落ち着いたら書き直しをしたいなと考えています。
突っ込んだ書き方をしてしまいました。。
読み物としてはモヤっと感が良いと思いました。
ただ、経験者としては、のたうち回る感覚をどの被害者も経験し、自助会などでは日常笑顔で幸せに暮らしている人がそのような感覚を手放せずにいます。どうやって心をコントロールしていったのか?そのHOWTOを探し出すようにどうしても読んでしまいがちです。ご容赦ください。
読ませてただいて、又、丁寧なお返事もありがとうございました。
作者からの返信
紫ぐれ 麻衣様
応援コメントありがとうございます。
傷病中とのことですが、お加減は如何かでしょうか?
文字を書くということは目を酷使することですので、一日でも早く完治されますようにお祈りいたします。
紫ぐれ 麻衣様がおっしゃるように、『父が実父ではない可能性に傾いている』というのは、私の中の希望に近いものがあります。
それと同時に、私の中では父が実父or戸籍上の父が実父or第三者の父が存在する……という考えも確かにあるのです。
では、自分の中でモヤモヤしないかについてですが、なぜだかモヤモヤしません。
それは、私の中で一つの結論が出ているからかもしれません。
私の幼い頃は携帯電話などなく、インターネットもなく、テレビも自由に見れない環境でした。
なので、辛い時、苦しい時は自分の中に逃げ込み、思考の海の中で漂っていました。
要は考える時間だけはいくらでもあったという訳です。
何年も考え込んで私が出した結論なんですが、『自分の父が誰であれ、過去は変えられない』という事なんです。
父と血が繋がっていても、いなくても、私にとって何も変わらないんです。
苦しみや哀しみが消えるわけでもなく、癒されるわけもないなら、父についてこれ以上父に時間を割くのを止めたいと思いました。
唯でさえ長い間父に束縛されていましたから、解放されてから羽根を伸ばしたくて仕方なかったのかもしれませんね。
勿論、この極論に近い考えが誰にでも通ずる訳がないと思います。
ただ、私の中では父の順位は極めて底辺で、一番に考えなきゃいけないことは家族や友人達のことだと割り切っているのです。
全く参考にはならないのですが、これが私の結論です。
職業による世間のイメージですが、文中でもお話したように、私の性的虐待について知っているのは母と夫、そしてあの時父がばらした人達だけです。
故に、職業に関しては全く持って影響が出るような事はありません。
それでも、私のために心砕いてくださりありがとうございます。
読み物としてもモヤっと感ですが、それは未来が不確定だからかもしれません。
事実、父は刑務所から出所し、生きているか死んでいるかわかりません。
何時か見つけられるかもしれないし、そんな事は起きないかもしれない。
犯罪に巻き込まれるということは、その不安を抱えたまま生きるしかないという事なのでしょう。
それがモヤっとする原因なのかもしれませんね。
私の拙い文章が紫ぐれ 麻衣様のお役に少しでも経ったのなら幸いです。
お互いにこれからも抱え込んでいくものは大きいですが、投げ出さずに最後まで歩いていきたいですね。
おしまい……?への応援コメント
完結本当にお疲れ様でした。
どこかに、もしかしたら身近にも誰にも話せない辛い思いを抱えて何とか生きている人が居るのだと知りました。
携帯電話に父の着信があったの下りは本当にゾッとしました。
恐らくお父さんは自己愛性人格障害だったのだろうと思います。
他者は自分を愛するべきで、身も心もお金も全て自分に捧げるべき。
何故なら自分は愛されて居るから。
それでも自分が疎まれているのは感じて、認められずに大暴れして、恐怖を与え気を引いて自分を大きく見せていたのでしょう。
身近にいた弱者故に標的にされた作者様を思うと胸が痛みます。
きっと反省もちょっと強く暴れ過ぎた。次は上手くやる程度の事でしょう。
もし電話に出て居たら、何故刑務所に顔を見せに来なかったのか、裏切り者 と憤慨していたのではと思います。
作者様が家庭を築き、穏やかな日々を送れていることに胸を撫で下ろす思いです。きっと既にされているとは思いますが、十二分に自衛の手段を講じていただけると心強いです。
幸せを、祈っております。
あと、もしも何かファンタジーなり、小説を上げて下さるなら是非是非読ませていただきたく思います。
作者からの返信
ある様
応援コメントありがとうございます。
大人になってから自己愛性人格障害を知り、父もそうだったのかなと想像したことがあります。
何が父をそうしたのか哀れだと思ったこともありますが、父は許されないことをしたことは事実なのです。
電話がかかってきた日、同情して電話せずに良かったと思います。
幼く何も持たなかったあの頃とは違い、今は知識もそれなりにあります。
守るべき家族や友人達がいるので、何かあったらしっかりと反撃する予定ですのでご安心ください。
次作はファンタジー小説を書く予定なのですが、ちょっと迷っております。
近況ノートに今後の活動について記載しておりますので、良かったらお目通しください。
編集済
おしまい……?への応援コメント
瘡蓋の中は大丈夫ですか?
私も大人になってから、もう大丈夫。。前を向いてしっかり生きて行こうと思えた時代がありました。実際にそのように生きてもおりました。
説明文の中に、「無かった事にはしたくない」とありましたが、読んでいて思ったのはお母さまとはどうなのか?
お互いがお互いを思う事は尊い。。けれど、Miyuさんに瘡蓋があるように、お母さまにも瘡蓋がある筈です。案外、その中身はお互いに「思い込み」というのが存在するのかもしれません。そして、思慮深く生きている人でもいざ、蓋を開けてみると、ドロドロしたものを抱えている。。。というのだって人間らしいとも思えます。
人間はいつか老いる。。老いて行き場がなくなった老人は行政側が身内を探し出します。行政の追い込みやゆさぶりというものは結構なものです。戸籍上の父親とは?共に暮らした父親とは?Miyuさんはそういった意味でどのような立場にあるのか?Miyuさんの出生の事ぐらいはお母さまがまだ健全なうちに詳しく聞かれた方が良いと思います。お父様の所業は本当にひどい事です。しかし、よくよく読んでみれば、お父様が自滅するかの如く、最後の大暴れをしなかったら?Miyuさんは自発的に実家を出るとか、お母さまとの共依存を断ち切れたのでしょうか?
お母さまはとても優しい方ですが、では?性虐待までは知る由も無かったとしても、娘までも酷い暴力を受けている事を知っていて、夫が刃物を振りかざし、警察が介入するまで母親として娘の安全を守る動きが取れなかった事をMiyuさんは見逃してはいけない事だと思います。
でないと、かつてDVに苦しみあった二人が「無かったことにして生きる。。」事につながりはしませんか?
私は介護の仕事をしていますが、認知症は物忘れだけではありません。心にしまい込んだものがネジが緩み、思ってもみなかった心の内を露呈させてしまう症状だってありなのです。80歳を超えれば3人に一人が認知症と言う時代です。誰だってなりたくないけれど誰だってなる確率は高い。お母さまがそうなるというのではなく、万が一そうなってからでは話し合いは不可能です。フラッシュバックさせられるだけになってしまいます。
読んでいて、Miyuさんは私より若い世代なのだろうなと思いました。
子供の内から虐待だと認識できていらっしゃる。。私の時代にはそのような情報は無かったですから。。認識できたのは大人になってからです。
同じ経験者として、老婆心ながら、書かせてもらいます。
この経験者が「無かった事にしない。。」というのは最も難しい事です。
いつか、時が来て、お母さまと向き合ってくださいね。。そのうえでもしかしたら。。盗人にも三分の理。。。お父様の事も初めから考えを深めなければならない事もあるのかもしれませんよ。。
瘡蓋が小さくなることを願っております。。
長々と失礼しました。
作者からの返信
紫ぐれ 麻衣様
お優しい心遣いありがとうございます。
大人になってから、母と向き合うというか、一方的に感情をぶつけたことが一度だけあります。
ですが、それはお互いの溝を深くしただけで、私の気持ちが軽くなるどころか母を傷付けてしまうだけでした。
しかも数年はお互い会話すらしませんでした。
若い頃とは言え酷いことをしたなと思います。
ちなみに今は、母と仲直りして良好な関係です。
戸籍上の父は亡くなりましたが、相続関係などには一切関わらない事になってます。
他にもある程度、母側の親族や姉から聞いたことで知っていることもあります。
姉たちと父親が違うこととか、戸籍上の父には子供がいるがそっちとも私は血が繋がっていないとか……。
もちろん、知らないこともあるでしょう。
私の文章力が足りずにご心配をおかけして申し訳ないです。
紫ぐれ 麻衣様のかさぶたも小さくなるように祈っております。
編集済
その後への応援コメント
お父様が服役中は安心でも、いづれは出てくるでしょうから、心配だったでしょうね。。
思い込みで人を疑い、自分で自分を追い込み、益々憎しみを増大させて。。
私の父と根っこの部分で同じものを感じます。。
ただ、違いはそれでも世間体として守るものがあったか無かったか?によっての暴れ方が違ったのでしょうか~。私の父よりひどい。。
お母さまがどんな思いで振袖を用意してくれたか?そこを考えると涙が出ました。
そして、成人式にはいかないつもりだったというMiyuさんの気持ち。。痛い程わかります。
私も行かないつもりだった。。結果行かなかったけれど。。そのかわりにその日、実家を出ました。
守る。そして守ってくれるお母さまがいらしたMiyuさんの事ちょっとうらやましいです。
ただ、成人の日って、何か特別な力を貰える日だったような気がしています。
十字架を背負わされた身での若い頃の恋って、中々上手くいかないものですね。。
Miyuさんは自制出来る人。。私は自制できず、自暴自棄になりましたが、
どのような場合でも、受けた痛みはいづれ、人の痛みに寄り添える奥深いやさしさとなって帰ってくる。。そんな気がしています。
作者からの返信
紫ぐれ 麻衣様
応援コメントだけではなく、何度もお優しい言葉をかけてくださり本当にありがとうございます。
紫ぐれ 麻衣様もお父様のことで苦労されていますので、その心中察するに余り有るものだと思います。
父は事故以来ずっと家にいたので、世間体とか全く気にしていなかったように思います。
だからこそ、母と私に全ての不満と怒りをぶつけ、そうしている内に更に人としてのタガが外れた状態になったのかと考えたりしましたが、結局は父を理解することは出来ませんでした。
成人式って、あの当時の私達が思っている以上に特別なものですよね。
今になって本当に大切な日だったんだなと振り返る事があります。
あの振り袖は今でも大切に保管しているので、何時か違う形で袖を通したいなと思っております。
恋については私も自制出来ていませんでした。
彼氏には随分ひどい言葉を浴びせたり、八つ当たりをして申し訳なかったと反省しているので……。
そんな彼が幸せに暮らしているという事実が、私にとっての救いです。
紫ぐれ 麻衣様も沢山傷付いたでしょうし、苦しまれたのではないかと思います。
それでも、心ある言葉をかけて気遣ってくださるので、優しい方なのだと思います。
改めまして、このエッセイを読んでいただき、またお声をかけてくださって本当に有難うございます。
はじまりへの応援コメント
Miyuさま。。
今は大丈夫ですか?
私は、50歳すぎるまで悪夢とか金縛りとかいろんな症状が寝ている時に出ました。歳を追うごとに頻度が増したきがします。
起きている時、気丈にふるまっていても、ダメでした。。
過去の出来事。。文章化して整理してから解放されましたが、
Miyuさんは大丈夫かな?って心配になりました。
きっとこれを書き終えられた時、何か良い意味で変化があるのではないかしら。。
刃物。。怖いですよね。。死にたいと思う事と殺される事は別ですもんね。。
作者からの返信
紫ぐれ 麻衣様
応援コメントだけではなく、お優しい言葉とお心遣いありがとうございます。
私の場合は悪夢やフラッシュバックなどはありますが、叫んだり取り乱すほどではないですね。
威圧的な態度や言動、人の怒鳴り声や喧嘩などが苦手で、今でも身体が強張ったり震えたりはします。
特にそれが年上の男性だった場合は逃げ出したい衝動に駆られますが、何とか我慢できる程度です。
幼い頃から続けてきた何でもないフリが身体に染み付いているため、心の反応が表面に出にくいのでしょうね。
刃物に関しては若干トラウマで、自分で料理する時もかなり緊張しつつ包丁を扱ってます。
父の手にかかって殺されるのだけは嫌だったので、逃げ切れて本当に良かったです。
愚かな行為への応援コメント
何処の親も(DV性虐待親に限って)おなじような暴言を吐くのですね。
そして行動も。。。
自分勝手な思い込みだけで生きている。理不尽な理由をつけて再び性虐待に持って行こうとする。
お父様は膨大な憎しみと言うものを抱えているように見受けられます。
でも、その不条理な怒りの源はどこから来るのでしょうかね。
勿論、振り返りで書かれているのはわかっていますけれど、。。
「早くその親から離れて!」と思いながら読んでいます。
作者からの返信
紫ぐれ 麻衣様
応援コメントありがとうございます。
私も父の憎しみについては何故なんだろうと何度か疑問に思いました。
怒ったり憎んだりすることは疲れるだろうに、そこまでして必要なのかとも考えましたが、長い年月一緒に居た私にも理解できませんでした。
父から離れる事も何度か考えたのですが、母が嫌がったらどうしようとか、父が自分や周りの人に危害を与えるかもとか、様々な不安で雁字搦めになり身動きが取れなくなっていました。
大人になった今なら、さっさと警察に突き出すんですけどね。
編集済
平穏と不穏への応援コメント
DV家庭の負の連鎖を感じる。。
お母さまは一家を支えるほどに働かねばならない状況の中で娘に対する性的虐待までも知らなかったとはいえ、(否、女性と言うものは勘が鋭い部分もありますから。。。これだけ長きに渡る被害。。本当に知らなかったのか?と言う疑問も残りますが。。)しかしながら此処まで暴れるお父様が居て何故離婚という事を考えられなかったのか?その背景までは書かれていないけれど、そのように思ってしまいます。又、筆者ご自身に思春期の反抗というものが無かったのだろうか?だとすれば、お母さまの為に「良い子」を演じ切らねばならなかった痛々しさを感じます。
作者からの返信
紫ぐれ 麻衣様
応援コメントありがとうございます。
母と私は決して仲が悪いわけではないのですが、お互いの心情を吐露するような会話を何故か避け続けていました。
私は母への後ろめたさや罪悪感からなのですが、母はどうだったのでしょうね。
もしかしたら、私と同じように父に脅されていたのかもしれませんし、他の理由があるのかもしれません。
反抗期に関しては、これといった反抗期を迎えた覚えがないです。
いつ父に暴力を振るわれるか分からないので、言葉一つ、行動一つに気を張ってピリピリして生きていました。
もし私が反抗的なことをしたらそれこそ笑えない事態になってたと思うので、結果的には良かったのかもしれませんね。
恋人への応援コメント
はじめまして。しづきと申します。
1話からここまで一気に読みました。
シンプルなのに、miyuさんがその時々に湧かせた感情が、ありありと読む者のほうにも伝わってくる、そして読みやすい文章だと思いました。父親に対する複雑な感情や、未優さんに対する哀しみさえも流れ込んで、とても貴重な読書を経験しています。
それから、ここまで読んで伝えたいと思った感想があります。
miyuさんは一度も罪を犯していないということです。
近況ノートのほうで岩井喬さんも「『自分で処理すべき問題(就活とか卒論とか)』と『どうしようもない問題(自然災害など)』」という区別を提示しているように、私も人ひとりには背負える責任と背負いようのない(背負わなくていい)責任があって、背負いようのないものは背負わなくていいんだと思っています。miyuさんの感じている罪の意識は、miyuさんが背負わなくていいもののように感じます。
とはいえ、相手を汚してしまうという意識は、ほとんど生理的に呼び起こされてしまうものとして、そう容易には消し去れないだろうとも想像し、一筋縄にとはいかないでしょうけれど…
反対に、人に対してはその人の幸せを願ってやまない優しさ慈しみの心をもっていて、そういう描写を見るたび、miyuさんが願ったようにmiyuさんへもそのように幸せを願われるべきだという思いでいっぱいになります。きっと、この物語を読んでいる多くの読者がmiyuさんの幸せを願っています。
まとまりもなく、長くなってしまいましたが、つまりはmiyuさんはもっと軽くなっていいんだよってことが伝えたかったのです。
この後の話も拝読していきます。
作者からの返信
しづき様
はじめまして、しづき様。
エッセイを呼んで頂いたうえに心のこもった優しい応援コメントを書いてくださり、本当にありがとうございます。
当時の私は罪悪感と自己嫌悪の塊で、そのくせ誰かに許されたくて仕方ないという自分勝手な人間でした。
罪の意識で不幸にならなければと感じるのに、普通の幸せが欲しいという歪な二律背反を胸に抱いて日々を過ごしていました。
ですが、友人達や好きな人、白猫に支えられて日々を過ごしている内に少しずつ考えが変わり、時間が私に付いた傷をかさぶたにしてくれました。
今の私は幸せです。
あの狂おしいまでの日々から抜け出し、支えてくれる大切な人達が側にいて、寄り添ってくれる優しい皆様が居ます。
時にはかさぶたが剥がれて化膿した傷口が露わになりその痛みで蹲ることもありますが、それでも以前よりはずっと幸せなのです。
繰り返しになりますが、しづき様の優しいお気持ち本当に有難うございます。
そのお気持ちに応えられるように頑張ってエッセイを執筆しますので、最後までお付き合いいただけたら幸いです。
編集済
名前への応援コメント
最新話を拝読しました。
自分になんら非がないのに、責め苛まされる罪悪感。
自身に経験がないのでわからなかったですが、性別を通知するのですね。
ここまでの事を、ネット世界で公開するのはすごく勇気がいることと思います。
輪廻転生、基本的には信じています。
未優ちゃん、いい名前ですね。
それで筆名を――――
神様が、あまりに可愛いので手元に置きたくなって、早く帰させた。
次こそは、父母の祝福に満たされた生を。そう願わずにはおれません。
作者からの返信
星村哲生様
応援コメントありがとうございます。
そして、お優しい言葉ありがとうございます。
私の身勝手で奪ってしまった命だけど、どうか次の人生で誰よりも幸せになって欲しいと切に願っています。
父娘への応援コメント
連載中とのことですので、レビューではなくこちらに足跡を残させていただきます。
恐怖を覚えました。こんなことが、同じ人間の身に、しかも日本で起こっているということに愕然とさせられます。
いや、ただの統計だったりデータだったりで『虐待』『いじめ』として示されれば、『大変だなあ』としか思わなかったのかもしれません。
しかしこの作品には、数字では表せない恐怖、憎悪、そして悲しみが溢れており、心が揺さぶられました。
近々、近況ノートにもお邪魔させていただきたく思っております。
長い話になってしまうかもしれませんので……。
作者からの返信
岩井喬様
応援コメントありがとうございます。
私が性的虐待を受けていた頃と今では世の中も随分変わったように思えますが、それでもまだまだこういった事はそこここに潜んでいると思います。
だからこそ、文字を通して少しでも伝わればと思い書かせていただいております。
明るい話ではないため読んでいただくのは心苦しいですが、皆さんの知識の糧になりますように頑張りますね。
あとがきへの応援コメント
こんばんは。時間がかかってしまいましたが、読了させていただきました。近々レビューを寄せさせていただきたく存じます。しばしお待ちを<(_ _)>