このエピソードを読む
2017年4月19日 23:28
はじめまして。しづきと申します。1話からここまで一気に読みました。シンプルなのに、miyuさんがその時々に湧かせた感情が、ありありと読む者のほうにも伝わってくる、そして読みやすい文章だと思いました。父親に対する複雑な感情や、未優さんに対する哀しみさえも流れ込んで、とても貴重な読書を経験しています。それから、ここまで読んで伝えたいと思った感想があります。miyuさんは一度も罪を犯していないということです。近況ノートのほうで岩井喬さんも「『自分で処理すべき問題(就活とか卒論とか)』と『どうしようもない問題(自然災害など)』」という区別を提示しているように、私も人ひとりには背負える責任と背負いようのない(背負わなくていい)責任があって、背負いようのないものは背負わなくていいんだと思っています。miyuさんの感じている罪の意識は、miyuさんが背負わなくていいもののように感じます。とはいえ、相手を汚してしまうという意識は、ほとんど生理的に呼び起こされてしまうものとして、そう容易には消し去れないだろうとも想像し、一筋縄にとはいかないでしょうけれど…反対に、人に対してはその人の幸せを願ってやまない優しさ慈しみの心をもっていて、そういう描写を見るたび、miyuさんが願ったようにmiyuさんへもそのように幸せを願われるべきだという思いでいっぱいになります。きっと、この物語を読んでいる多くの読者がmiyuさんの幸せを願っています。まとまりもなく、長くなってしまいましたが、つまりはmiyuさんはもっと軽くなっていいんだよってことが伝えたかったのです。この後の話も拝読していきます。
作者からの返信
しづき様はじめまして、しづき様。エッセイを呼んで頂いたうえに心のこもった優しい応援コメントを書いてくださり、本当にありがとうございます。当時の私は罪悪感と自己嫌悪の塊で、そのくせ誰かに許されたくて仕方ないという自分勝手な人間でした。罪の意識で不幸にならなければと感じるのに、普通の幸せが欲しいという歪な二律背反を胸に抱いて日々を過ごしていました。ですが、友人達や好きな人、白猫に支えられて日々を過ごしている内に少しずつ考えが変わり、時間が私に付いた傷をかさぶたにしてくれました。今の私は幸せです。あの狂おしいまでの日々から抜け出し、支えてくれる大切な人達が側にいて、寄り添ってくれる優しい皆様が居ます。時にはかさぶたが剥がれて化膿した傷口が露わになりその痛みで蹲ることもありますが、それでも以前よりはずっと幸せなのです。繰り返しになりますが、しづき様の優しいお気持ち本当に有難うございます。そのお気持ちに応えられるように頑張ってエッセイを執筆しますので、最後までお付き合いいただけたら幸いです。
はじめまして。しづきと申します。
1話からここまで一気に読みました。
シンプルなのに、miyuさんがその時々に湧かせた感情が、ありありと読む者のほうにも伝わってくる、そして読みやすい文章だと思いました。父親に対する複雑な感情や、未優さんに対する哀しみさえも流れ込んで、とても貴重な読書を経験しています。
それから、ここまで読んで伝えたいと思った感想があります。
miyuさんは一度も罪を犯していないということです。
近況ノートのほうで岩井喬さんも「『自分で処理すべき問題(就活とか卒論とか)』と『どうしようもない問題(自然災害など)』」という区別を提示しているように、私も人ひとりには背負える責任と背負いようのない(背負わなくていい)責任があって、背負いようのないものは背負わなくていいんだと思っています。miyuさんの感じている罪の意識は、miyuさんが背負わなくていいもののように感じます。
とはいえ、相手を汚してしまうという意識は、ほとんど生理的に呼び起こされてしまうものとして、そう容易には消し去れないだろうとも想像し、一筋縄にとはいかないでしょうけれど…
反対に、人に対してはその人の幸せを願ってやまない優しさ慈しみの心をもっていて、そういう描写を見るたび、miyuさんが願ったようにmiyuさんへもそのように幸せを願われるべきだという思いでいっぱいになります。きっと、この物語を読んでいる多くの読者がmiyuさんの幸せを願っています。
まとまりもなく、長くなってしまいましたが、つまりはmiyuさんはもっと軽くなっていいんだよってことが伝えたかったのです。
この後の話も拝読していきます。
作者からの返信
しづき様
はじめまして、しづき様。
エッセイを呼んで頂いたうえに心のこもった優しい応援コメントを書いてくださり、本当にありがとうございます。
当時の私は罪悪感と自己嫌悪の塊で、そのくせ誰かに許されたくて仕方ないという自分勝手な人間でした。
罪の意識で不幸にならなければと感じるのに、普通の幸せが欲しいという歪な二律背反を胸に抱いて日々を過ごしていました。
ですが、友人達や好きな人、白猫に支えられて日々を過ごしている内に少しずつ考えが変わり、時間が私に付いた傷をかさぶたにしてくれました。
今の私は幸せです。
あの狂おしいまでの日々から抜け出し、支えてくれる大切な人達が側にいて、寄り添ってくれる優しい皆様が居ます。
時にはかさぶたが剥がれて化膿した傷口が露わになりその痛みで蹲ることもありますが、それでも以前よりはずっと幸せなのです。
繰り返しになりますが、しづき様の優しいお気持ち本当に有難うございます。
そのお気持ちに応えられるように頑張ってエッセイを執筆しますので、最後までお付き合いいただけたら幸いです。