故郷は胸の中に

この物語を読んでいて、ふと、どこかで誰かから聞いた言葉を思い出した。

事業というものは単に金儲けをすれば良いというものではない。
その土地の役に立ち、経済を回し、地域貢献できてこそ存在する意義がある。

主人公がやったのはまさにその体現。
街のために何ができるか、本来部外者であるはずの彼が本気でそれを考える。
反発を受けることもある。理解されないこともある。上手くいかないこともある。

それでも彼らが諦めなかったのは、街を愛する心の賜物だろう。

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